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気になっていたフェンスを越えながらキャッチした場合のルール適用の事例が遂にプロ野球で見れました。

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
野球の細かいルールとか事例を調べるのが好きなマニアな僕です。
以前も気になっていたホームランキャッチについてのことを調べてました。
過去記事に飛べます→捕った後にフェンスを身体が超えてしまったらホームラン?
っで、今回は実際にプロ野球で起きたファールゾーンでのフェンス越えキャッチについて紹介です。

ファールゾーンでのフェンス越えスーパーキャッチ

実際に先日のプロ野球の試合でフェンス越えの超ファインプレーが起きました。
福岡ソフトバンクホークスの個人的注目選手・砂川リチャード選手が超ファインプレーを見せてくれました。

このファールフライに対してタッチアップを敢行した千葉ロッテマリーンズの荻野貴司選手もさすがのプレーっすね。
どちらもナイスプレーでした。
っで、ちょっとこのプレーの最後がよく分からない状態で終わりませんでしたか?
そこんとこを少し解説しておきます。
 

フェンスを超えてボールデッドとなりテイクワンベース

以前、ホームランキャッチのブログ記事ではテイクツーベースとしてましたが、正式にはテイクワンベースのようです。
ということで、審判のジャッジにも注目して説明していきますね。
まずファールフライをリチャード選手がフェンスを越えながらナイスキャッチ。

このプレーに関してはフェンスの内側に身体が残った状態からのキャッチということでボールを掴んでいるかを三塁塁審がチェックしてキャッチの判定でアウト。

審判さんナイスジャッジ!
そして一塁走者・荻野貴司選手がすかさずタッチアップを試みているのに気づいてリチャード選手は二塁へ送球。
二塁はクロスプレイになりそうでしたが、二塁塁審はアウト・セーフではなくタイムのジェスチャー。

一塁塁審もこれに呼応してタイムのジェスチャーをしています。

あれ?二塁塁審がセカンドベースをポイントしていますね。

そうなんです。
リチャード選手がファールフライを捕ったプレイに対してはキャッチ(アウト)、その後フェンスを越えてしまったところでボールデッドとなりプレイは切れます。
だから各審判がタイムのコールとジェスチャーをしています。
そしてフェンスを越えてしまったことで走者の安全進塁権が発生して、テイクワンベースとなります。
つまり二塁塁審がセカンドベースをポイントしているのは荻野貴司選手に対して二塁まで進んでいいですよという意味。
まとめますと、フェンスを越えながらとっても身体が中からキャッチしていればアウトですが、フェンスを身体が越えてしまうとボールデッドとなり走者には安全進塁権が1つ与えられます。
気をつけなければいけないのは例えば無死または一死で走者が三塁にいる場合は、フェンスを越えながらキャッチしてしまうと一点入っちゃうってこと。
だから身体がフェンスの外に落ちてしまいそうなファールフライは無理に捕らずにファールにした方がいい場合もあるってこと。
状況によって変わってくるから気をつけましょうね。

プロ野球やフェンスのある球場ではハッキリしていますが、少年野球などではファールラインが引かれているだけの場合がほとんどです。
こういう場合はキャッチした後にそのままラインを越えて出てしまうことがあるので、このルールを知っておいて欲しいです。
実際に、僕らのチームが無死二塁の状態でファールフライを相手選手がラインを飛んでキャッチしたシチュエーションがありました。
僕はその前にホームランキャッチの記事を書いていたので、このルールでの安全進塁権について監督から審判団にアピールプレイをしてもらった結果、認められて一死三塁に。
そしてスクイズを決めて、この一点で勝利したこともありました。
このルールを知らなかったら一死二塁からのリスタートになってしまってて無得点だったかも知れませんね。
滅多にあるプレイではありませんが、野球ルールとして記憶してもらっていたら活きることもあると思います。
プロ野球でも遂にこのプレーが見られて嬉しかったです。
リチャード選手も、荻野貴司選手のタッチアップも、審判団さんのジャッジも全てファインプレーでしたね。
これぞプロ野球って感じでしたー!
それでは、またっ!

 



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