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高台へ移転した病院へ「・・さあ、まだ見ぬこれからが始まる」  故郷へ帰るときは不思議に ザ・バンド「Up On Cripple Creek」が耳の中に響く

長い道のり

かと言って、何百キロも走るわけではないけど
普通だったら、「ああ、もうこんな季節なんだ」と山の木々の葉の色づきを楽しんだり
流れる川の速さの違いに気が付いたりで・・

今回は、ついつい苛立ってしまう
ずっと苛立っているわけでは無く、目的地に着いた後のまだ無い未来の出来事を想像して、もやもやとしたなんとも言えない気持ちになったり

「ま、とにかくあんまり考えないで行こう」と声に出すと
その声を出している時だけ、”声を出す” ことに脳が使われるのか
”声を出す” 以外は無心になれる

ここでも、いっぺんに二つのことを考えれない脳の機能に感謝、感謝


田舎道を走る時
何故か記憶の中から聴こえて来るバンドの曲とか特定の曲があるよね
無いかな・・?

Up On Cripple Creek

”特定のバンド” そうだな ザ・バンド だな
セカンドには、いい曲がいっぱいある

そろそろ到着だ
何年前だったか、5年くらい前かな? 駅前からこの高台に移転してきたこの病院
よくこんな高いところに建設したもんだ
山の斜面に堂々と建ち、街をだけでなく周りの森も見渡してる
「雪つもったら、登れるかいな?」と怖くなるくらいの斜面
そう言えば、昨夜は随分冷え込んだが、幸い行く道には雪が無くて済んでいる

曲と、病院の移転のことを考えながら
走ってきたら、嫌なこと考えずに着いた

脳の機能ありがとう

さあ、かかりつけの医院から救急搬送されてきたから
「まだ、救急のベッドの上だろうか・・」

まだ見ぬ これからが始まる

 

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