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今まで謎だった一塁ベースコーチの役割は『クセ盗みとリード幅、惑わせないプレーをさせること』と判明。

こんにちはー。
高校時代は三塁コーチャーとしてグランドに立つことも多かったじょびスポです。
僕と友人ツッチーが決まって三塁と一塁のコーチャーボックスに立つことが多かったのですが、いまいち一塁コーチャーの役割が良く分かってませんでした。
一塁コーチャーはやり慣れてないので、何に注意していいのかよく分かりませんでした。
球辞苑を見ていたらテーマが『ベースコーチ』だったんで分かったことを記事にまとめてみます。

一塁ベースコーチのイメージ

まずは僕のイメージから書きますね。
一塁ベースコーチって元気の良い声が響くタイプが多い気がします。
走者がいない時も元気よくチームを盛り立てるようなコーチが多いイメージ。
ランナーの目という役割ももちろんありますが、基本的には自分で見ることができるゾーンが多いのでそんなに重要ではないような気がしてました。
三塁コーチャーの方が一塁コーチャーよりも大事だと自負を持ちながら三塁コーチャーに立ってました。

役割その1【クセ盗み】

まず一つ目の大事な役割が投手のクセ盗みです。
投手のことをずっと見ているとクセが分かってることがあります。
打者や走者は1試合で数回しか見れませんが、コーチャーは常に見ているため何十回も見ることができます。
そういう目で見ているとイロイロの投手のクセが分かってきます。

プロ野球の世界では現役時代に盗塁が得意だったコーチが務めることが多いのは、盗塁するためにはという視点でピッチャーを見続けることができるからです。
たとえば左投手で一塁を見ながら足を上げた時はホームに投げるとか、牽制がくるときはホームを向いて足を上げるとか。
プロですからここまであからさまなクセはないでしょうが、小さなクセはたくさんあるはず。
そこを常に見ながらクセ盗みをするのが一つの役割。
投手のクセが分かれば盗塁が成功する確率はかなり上がりますからね。
確かに高校時代のツッチーはベンチに戻るとクセの話をよくしてくれてたもんなぁ。

役割その2【惑わせないでプレーをさせる】

次の役割は事前に声を掛けて走者を惑わせないでプレーをさせること。
走者になると投手の牽制球などに集中するあまり視野が狭くなりがち。
そんな時は事前に声を掛けて次に起こりうるプレーに対する指示を伝えておきます。
何もない状態ならば走者も分かっていることでも、惑わせないようにプレーをさせるためにシンプルに伝えます。

ライト前にヒットが飛んだら一気に三塁を狙うんだよとかね。
逆にライトのポジションが前目にいるから注意とか。
一瞬の迷いがアウトになってしまうこともあるので、これも大事な役割です。

役割その3【リード幅の指示】

正直これが一番知らなかったことでした。
そんなことをやってるんだぁーというのが素直な感想でした。

ランナーに一歩でもホームに返すために準備させる役割を担っていたんですね。
そのためにリード幅の指示を出してるんですって!

走者が一塁の時はよく声を掛けてる姿を目にするのですが、一番大事なのは走者が二塁の時。
オリックス・バファローズの一塁ベースコーチ佐竹学さんが語っていたことが凄く勉強になりました。
走者が二塁の時は一塁よりもリード幅を大きくとることができるのですが、ここでの一歩が本塁へ生還できるかが決まる部分でもあります。
佐竹コーチは様々な方法で走者へリード幅を伝えているんだそうです。

一つ目の方法がコーチャーズボックスでの位置で伝える方法。
一塁に走者がいる場合は後方へ移動して走者の近くで声を掛けますが、二塁に走者がいる場合は前方へと移動します。

これは走者にここまでリードするようにという指示になってるんですって!
初めて知る情報だったのでビックリしました。

そしてそこからさらに手振りで走者へもう少しリードをとるようにと指示もしているそうです。
走者にもう一歩出て欲しかったら左手を上げて指示。
もっと出て欲しかったら両手を上げるんだそうです。

これは勉強になるわぁーーーー。
このリードでの一歩が試合を決定づける得点になることもあるんでしょうね!
チームでも活用できるんじゃないかと思います。
少年野球というよりも中学生・高校生でかなり使えるんじゃないかと思うんで、役立ててみてくださいね。

一塁コーチャーにもちゃんと役割があるんですよー!
過去に一塁コーチャーについて書いた記事(←過去記事に飛べます)があるんですが、そこでは書けなかった新たな情報が入手できて野球の知識が増えました。
これを知った上で一塁コーチャーに注目して試合を見るのも楽しそう。
しかし一塁コーチャーの動きはテレビ中継では映らないので球場に行ってみなきゃですけどね。
野球人の参考になってくれたら嬉しいです。
それでは、またっ!
 


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