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【マーヴィン・ゲイ】失意の底から 1971年「What’s Going On」でカムバック、メッセージとコンセプトが強い第2期黄金期の始まり

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

スティーヴィー・ワンダーダイアナ・ロスを筆頭に、「モータウンを代表する」と言うより、モータウンの歴史を作ったと言った方が、なんとなくしっくりくる【マーヴィン・ゲイ】

1939年に生まれ、84年に亡くなるまで、いろんなことが起こったミュージシャンですね。
その亡くなり方も、実の父に撃たれてというニュースを聞いたとき(当時、すぐには日本に情報が入ってこなかったような記憶ですが、定かではありません)、マーヴィン・ゲイが取り上げてきたコンセプトと複雑に関係しているのかなと想像するしかありませんでした。

第2期黄金期

60年代、マーヴィン・ゲイの歌は、パワフルな感じで受け止めていました。
しかし、70年にデュエットをよく組んでいた「タミー・テレル」がステージ上で、しかもマーヴィン・ゲイとデュエットしている時に倒れ、マーヴィンは、同じ場所に居ながら何も出来なかった事が原因で極度の対人恐怖症になり、ステージから遠ざかっていましたが、
弟のヴェトナム戦争の体験を聞いて作成したホワッツ・ゴーイン・オンでカムバックしたことをご存知の方は多いと思います。

どちらかと言えばパワフルと捉えていたマーヴィン・ゲイが、デリケートな歌い方に変わったこの時期が、第2期の黄金期のような気がします。
デリケートと一言では言い表せない微妙な雰囲気の歌い方が包み込んでくれますね。

71年リリース「Marvin Gaye  What’s Going On」から

マーシー・マーシー・ミー

不思議な魅力

マーヴィン・ゲイの歌い方の、「優しさ」とか、「繊細さ」とか、他にも似通ったミュージシャンは大勢いると思うんですが、マーヴィン・ゲイのそれは違うんですよね、上手い表現が出来ませんが、魅力があります。
時には、その魅力が私には強すぎる時があり、しばらく聴くのをためらうこともある不思議なミュージシャンです。

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