こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)
クリーム【Live at ロイヤル・アルバート・ホール 2005】
ピンと来なかった、分からなかった
今日のクリームは、ロイヤル・アルバート・ホール2005の佳境に入ってきました。
私にとって、このライヴの佳境は、いくつも押し寄せてきましたが、
この「いやな奴」を若い頃、スタジオ録音のアルバム「フレッシュクリーム」で聴いたとき、『ピンと来なかった』、『分からない』が本音です。
良いのか、良くないのか?曲に対する感情が出てきませんでした。
ロックを聴いていて、シビレルのは、ギターソロだったり、リフだったり、ヴォーカルのシャウトだったり・・・で、
ドラムスは、”フィルイン”がカッコいいでしたので、
アルバムの最後にドラムソロって何だ?という感想でした。
年齢2倍以上だから、曲の長さも2倍以上?
フレッシュクリームでのこの曲は、5分少しの長さで、純粋なドラムソロは3分半位です。
2005年の再結成のは、なんと12分を超えるナンバーになってます。
ソロ部分も8分と、どちらも2倍以上!
ジンジャー・ベイカーは、フレッシュクリームの時は20代後半、27歳位です。
そしてこのライヴ時は、65歳、
『年齢が2倍以上になったから、演奏時間は半分位にしよう』ではなく、
『年齢が2倍以上になったから、演奏時間は2倍以上にしよう!』なんて、
常識では考えられない、ことをしていますね。
こちらは、65歳だと知っているで、体力大丈夫かな?心臓に負担かかってない?
なんて、余計なお世話で、心配をして聴いていますので、勝手にドキドキしてました。
ところが、『息も上がってない!なんなんだこの人は!宇宙人か!』とそのプロ魂に感激です。
ジンジャー(・ベイカー)のドラミングは、ジャズだなあと思わせてくれるフレーズ満載の曲です。
原曲のイメージを損なわず、演ってくれます。
原曲に比べ、少しテンポを遅くしているのが、いぶし銀を更に深めている感じです。
大人になって、ジンジャーのプレイが段々染みてきてます。
いやな奴
シンバルが異常に少ないソロナンバーですね。
ハイハットのエッジを聴かせて、タムの多用で、ジンジャー独特な雰囲気を醸し出しています。
たまに出てくるシンバルがまたいいんです。
他のドラムスプレイヤーのソロで聴き辛い、テンポの変化がズッコケていたりすることもなく、一気に走り抜けました。
もう、スタンディング・オヴェーションですね!(このコンサート、何回もスタンディング・オヴェーションしてますが)
スタジオ録音
スタジオ録音ヴァージョンも聴き比べてみてください。
ドラムソロの概念が変わるかも知れません。
いやな奴
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まるで音の空間に包まれるような感覚
ご覧いただき、ありがとうございました。