こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)
ロング・タイム
「アメリカン・プログレ・ハード」のボストン
前々回の記事でも書きましたが、ボストンをプログレバンドとして聴いていなかった私は違和感感じるジャンル分けです。
しかし、「アメリカン・プログレ・ハード」と念じながら聴き直してみると、
40年以上の時を経て、味が違って感じます。違う味わい方が出来ますね。
ステージでの再現
A面の最後を飾る「ロング・タイム」は、
「フォープレイ」とのメドレーになっていて、その昔聴いたときは、電子楽器を駆使したトム・ショルツの妥協なきミキシングが『仰々しくて』、メドレーで続くロング・タイムが変に軽々しく、なんとなくまとまりのつかない印象になってしまい、『う~ん、作られた音っぽくて、いまいち・・』
だったのですが、聴き直すと、昔は感じていなかった音楽的芸術性が『あれ?、何か心にと言うか、耳に引っかかってくる』と妙な雰囲気になりまして、
『ポップでいい感じ、それにステージでこれだけの音を再現できるなんて』と評価大逆転です。
ライヴメンバーもファーストの時と全く違い、ツワモノ揃いの「トム・ショルツ・バンド」になっていますが、メンバーが違ってもこのクオリティが再現できるのは、才能同士のぶつかり合いにしかできない結果だと思います。
同じステージにトム(・ショルツ)とマイケル・スウィートが居ること自体、『ありがたいものを見せてもらいました』と手を合わせたい気分です。
電子楽器とアコースティックギターの共存がこんなにも見事にできているステージは他に無さそうです。
ヴォーカルも、ファーストを聴いた時点では『「ブラッド・デレプ」以外では再現できないだろうな』と、スタジオ録音とライヴステージを全く切り離して聴かないといけないバンドの一つとして捉えていました。
でも、クイーンもそうだったようにボストンもそれを見事に超えるパフォーマンスを見せてくれました。
つくづく才能と妥協の許さない努力のすごさを感じます。
ヒーリングスピーカー PR-018【YU-ON】」
プロ演奏家も認めた生音のような臨場感