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日本代表VSアイルランド代表、負けてる状態にも関わらずラストプレーがキックで終わった訳はボーナスポイント狙い!

こんにちはー。
日本代表VSアイルランド代表の興奮覚めやらぬじょびスポです。
大興奮の試合の中で少し気になることがあったんです。
その時は分かりませんでしたが、後で気になって調べると理由が判明して、ラグビーワールドカップの奥深さを感じちゃいましたんで、その辺を書きたいと思います。

ラストプレーとなったアイルランドのキックの謎

試合終了時のラストプレーが謎の終わり方をしたんです。
19−12で7点差を追うアイルランドは試合時間が終わり後はプレーが切れたらそこで試合終了となる最終盤、ラストプレーはキックで外に蹴り出したんです。
アイルランドゴール手前という位置でのプレーでしたが、アイルランドボールなのでプレーを切ることなく攻めていけばまだトライを取り同点にできる可能性が残されていた中でのプレー。
勝っている日本のボールだったら蹴り出して試合終了を狙う場面でしたが、アイルランドはキックで試合を終える選択をしました。

アイルランドとしては同点を狙うよりもボーナスポイントを狙いにいったんです。
ボーナスポイントを取ることで、決勝ラウンドへの望みを繋ぐための1ポイントを取ったんです!
ただ負けるだけでなく、先を見据えたプレーをするところが強豪なんだなぁー。

ボーナスポイントとは

思い起こせば、4年前の南アフリカ大会では3勝1敗という成績を残しながらもボーナスポイントの差で決勝トーナメントに進めなかった日本。
ラグビーワールドカップでは、このボーナスポイントが鍵なんですね。

ボーナスポイント
1試合で4トライ以上あげると1点
負けた場合に7点差以内だと1点

ラグビーワールドカップ では相手チームに勝利すると勝ち点が4点、引き分けで2点、負けると0点となります。
この他に先ほどのボーナスポイントが加算されるんです。
アイルランドはこの7点差以内によるボーナスポイント1点を得るために負けている状態でもキックで試合を終了したんですね。

10月1日現在のグループAの順位
1位 日本 2勝0敗で得点9(8ポイント+ボーナスポイント1点)
2位 アイルランド 1勝1敗で得点6(4ポイント+ボーナスポイント2点)
3位 スコットランド 1勝1敗で得点5(4ポイント+ボーナスポイント1点)
4位 サモア 1勝1敗で得点5(4ポイント+ボーナスポイント1点)
5位 ロシア 0勝2敗で得点0

現在1勝1敗で3チームが並んでいますが、ボーナスポイントの差で2位にアイルランドが入っています。
ここからさらに4試合が終了した時に、同じ勝敗数でもボーナスポイントの差が順位に大きく影響するんです。

こういう予選プール全体を見た戦い方ができるのも強豪国たる所以でしょうね!
この1ポイントがどう出るのか楽しみでもありますね!
こういう視点でラグビーワールドカップを見るのも楽しいんじゃないでしょうか。
まだまだ熱い試合を楽しみたいものですね。
それでは、またっ!
 


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