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パット・メセニー 自身15作目の「シークレット・ストーリー」、パーソナルな回顧作はとことんこだわっています

パット・メセニー 自身15作目の「シークレット・ストーリー」、パーソナルな回顧作はとことんこだわっています

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

ソロアルバムには、若き日のジャコ・パコトリアスが参加

今回は、フュージョン・ギタリストのパット・メセニー
ギタリストと言っても、他の多くの楽器を弾きこなしてしまう天才肌のミュージシャンです。
ギターも独学で自分のスタイルを確率してしまうほどですから、才能があってそこに努力と継続が重なると、とんでもない高みに到達する見本のような存在ですね。

パット(・メセニー)は、1954年ミズーリ州生まれで、音楽界デビューは20歳、【ゲイリー・バートン】のアルバムに参加した時です。
そして、22歳で、後にウェザー・リポートに参加する【ジャコ・パコトリアス】をベースに迎えて、ソロアルバム「ブライト・サンズ・ライフ」をリリースしました。
22歳のパットと25歳のジャコ(・パコトリアス)が並んだステージって・・・タイムマシンがあったらリアルに見てみたいですね。
鳥肌どころではない衝撃だと思います。

78年には、盟友のライル・メイズとともに、パット・メセニー・グループで活動し始めます。

パーソナルな回顧

パットは、1992年に自己15作目の「シークレット・ストーリー」をリリースしました。
私が一番好きなアルバムです。
パットもアラフォーになった頃の作品で、
ソロで7作目、パット・メセニー・グループの8作を含めて15作目です。

ライナー・ノーツによりますと、「シークレット・ストーリー」は、構想に5年以上費やし、ツアーも6ヵ月間断ってスタジオじ籠って作成したそうです。
この”秘密の物語”は、パットの人生を回顧して顕在化させた意味合いのアルバムで、
『ストレートなジャズは入れたくない』とも語っていて、素の自分を表したい衝動に駆られたのかな?と感じます。

アルバムは14曲構成で、1曲目~9曲目と、10曲目以降で雰囲気が違います。
全体をストーリー化しているところが、大好きな理由です。
アルバム全体を聴いて好きになるストーリーが、世界的に受け入れられて、本作はグラミー賞を獲得しましたね。

アントニオ

10曲目から雰囲気が変わった次の曲です。3部作の様相の繊細な曲です。

ステージでは、アコーデオンですが、アルバムでは、シンクラビアを使っていますね。

アコーデオンから静かに始り、次にパっと明るくアップテンポ、そして情緒溢れるフレーズが続いていく、静かですがエモーショナルに満ちた曲です。

”秘密の物語”第2章の11曲目、この曲の前曲は、矢野顕子の作詞とヴォーカルが入っています。

このアルバムは、できれば全体を通してお聴きいただけたら良いなあと思います。

次回、もう少し「シークレット・ストーリー」をご紹介したいと思います。

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ご覧いただき、ありがとうございました。

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