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ハイ・ファイ・セット ユーミンにより、ギリギリの領域を覗いてしまったナンバー「朝日の中で微笑んで」

こんにちは、メローです。

朝日の中で微笑んで

1976年のセカンドアルバム「ファッショナブル・ラヴァー」に収録されています。

【 荒井由美 】さんは、同じ年にリリースしたの4作目「14番目の月」でセルフカヴァーしていますね。
個人的に、ユーミンは「松任谷由美」さんではなく、「荒井由美」さんなんです。

高校時代、毎年 秋に何日間か授業を取りやめ、「文化祭(今で言う学園祭?)」が恒例になっていました。
今から思えば、平和な時代ですね。
そこで、チューリップのコピー(会場は柔道場に設営)をしました。
・・・本当はUKかアメリカンロックをカッコよく演りたかったのですが、とても人に聴いてもらえるレヴェルでは無かったです。
そして、バタバタでステージが終わった後、
友人が「岡林信康」さんを歌いたいと言うからバックを手伝ったり、
これまた、ユーミンを歌いたい同級生が出てきて、急いで音合わせした思い出があります。
何でもありだったんですね。
これって、学校の正式な行事なのですから、先ほども書きましたが、平和な時代だったんですね。

「朝日の中で微笑んで」は、
ピアノのアルペジオが静かに曲の始まりを奏で、次第に上下、左右、奥行、そして時間の広がりも感じます。
まさに、宇宙が想起されます。

曲は、山本潤子さんをファルセットにさせ、緊張の旋律がどこまでも続いて行きます。

スローテンポで、もうこれ以上のクオリティが出せないギリギリの領域にまで達してしまったナンバーと言ったらよいのでしょうか、
何度聞いても、目を瞑ってしまうか、ある一点を見つめてしまい、
その音一つひとつを逃さないようにようにオーディエンスを引き込んでしまう数少ない曲のだと思います。

朝日の中で・・とありますが、場所は地球では無いように思えてきます。
宇宙の深淵の光の全くないところに、いきなり差し込んできた恒星の一筋の光の美しさ、神秘さに目を奪われる瞬間を表現しているようです。

よくこんな曲が書け、こんなプロデュースができ、よくこんな歌唱が実現できるのか、人間の可能性に魅せられる作品だと思います。










 

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ご覧いただき、ありがとうございました。

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