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ボールの緩急だけでなく、フォームの緩急まで使いこなして打者を討ち取る【牧田和久】

ボールの緩急だけでなく、フォームの緩急まで使いこなして打者を討ち取る【牧田和久】

こんにちはー。
先日、アンダースロー投手のことを書いていたら好きなアンダースロー投手のことを書きたくなっちゃいました!(笑)

現役最高のアンダースロー投手【牧田和久】

元・埼玉西武ライオンズで現在はフリーエージェントとなっている牧田和久投手。
現役のアンダースロー投手の中で僕が一番好きな投手です。

画像引用元 埼玉西武ライオンズHPより

牧田和久(まきた かずひさ)
1984年11月10日生まれ
静岡県焼津市出身
身長177センチ 体重85キロ

静岡県藤枝市にある静清工業高校(現:静清高等学校)1年次の秋からアンダースローに転向した牧田投手は残念ながら甲子園出場経験はなし。
平成国際大学ではエースとして活躍し、大学日本代表として日米野球にも出場経験がありますが、ドラフトにはかからず。
大学卒業後は日本通運に入社し、日本選手権大会でも登板していました。
プロ入りは26歳の時の2010年のドラフト会議で埼玉西武ライオンズから2位指名を受けての入団と遅咲きのサブマリン。
ルーキーイヤーから1軍で先発投手として出場し、交流戦明けからはチーム事情からクローザーへと転向し22セーブをあげる活躍。
それ以降も先発、中継ぎ、セットアッパーと全ての役割を務めてきた珍しい投手です。

シーズン終了後の2018年1月6日にはポスティングシステムでアメリカ大リーグのサンディエゴ・パドレスとの契約を発表。
ついに日本のサブマリンが海を渡ってメジャーリーガーに!
しかし大きな活躍はできず、昇格降格を繰り返すシーズンとなり、シーズンオフにはメジャー契約40人枠から外されてしまいました。
2019シーズンはスプリングキャンプには招待選手として参加するもメジャー登板は0という不本意なシーズンとなり現在はフリーエージェント状態。
とってももったいない選手なんだよなぁー。
個人的にはNPBに復帰して投げてくれるのを凄く楽しみにしてます。

スピードの緩急だけでなくフォームでの緩急も使う投手

牧田和久投手はストレートのMAXは137キロですが、普段は125キロ〜130キロくらいの球速です。
スライダー、カーブ、高速シンカー、チェンジアップを使って相手を翻弄するピッチングが特徴です。
スピードの緩急を上手に使うだけでなく、フォームの緩急や間の取り方も上手な投手です。
独特の投球テンポの早さで相手に考えさせる時間を与えない投球スタイル。
ボールの緩急だけでなく、投球フォームにも強弱をつけて相手のタイミングをズラすのが上手です。
打者にとっては自分のタイミングで打たせてもらえない、打ちにくい投手ですよね。

ストレートも微妙に握りを変えるなどで数種類のストレートを投げるんですって。
スピードガンの数字以上に見せるボールのキレを感じさせるのがアンダースローの醍醐味なんですよね。

ここぞの場面で見せる超速クイック投法

牧田投手の一番好きなところはここぞの場面で見せる超速クイック投法です!
普段はノーワインドアップから足を上げて普通に投げているのですが、ここぞという場面では必殺技を出してきます。
ノーワインドアップの状態から足を上げずにすり足のようなクイックで投げてくることがあるんです。

打者からしたら普通のフォームにタイミングを合わせているところに、急にクイックで投げられたらタイミングなんて計れませんよねぇー。
なんの変哲もないストレートが驚くべき速さで手元にくる感じでしょうねぇー。
相手を翻弄するとはまさにこのことですね!

牧田投手が2020年シーズンにはどのチームに所属することになるのか楽しみにしたいと思います。
争奪戦は繰り広げられるのか?
はたまたメジャーリーグへと挑戦をするのか?
マウンドで打者を翻弄する姿が見れることを願ってます!
それでは、またっ!
 


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