スポーツ大好きアラフォー『じょびスポ』と、60’s〜80’sロック大好きな『メロー』が運営するブログ

盗塁は一か八かではない。確率を高めるための準備が大切。【元読売巨人軍・鈴木尚広】

盗塁は一か八かではない。確率を高めるための準備が大切。【元読売巨人軍・鈴木尚広】




こんにちはー。
鈴木尚広さんのことを書いてたら熱くなり過ぎて連載モードに突入したじょびスポです。
一体何話になってしまうのか心配ですが、今日も元読売巨人軍の鈴木尚広さんのことっす!

盗塁は一か八かではない

代走のスペシャリストとして活躍をしていた鈴木尚広さん。
一塁代走からの盗塁が代名詞みたいになってて、代走での盗塁成功数の日本記録も持ってます。
盗塁は足の速い人が走ってセーフかアウトか?というギャンブルみたいなイメージかも知れません。
でも、鈴木尚広さんによると一か八かではなく、成功確率を高めるための準備が大切とのこと。
具体的な準備について鈴木尚広さんの動画から切り取りつつ僕なりの意見も足しながら書きます。

リードの大きさ

まずは具体的な部分からいきます。
ランナーとして塁に出た時の最初に行うのがリードです。
このリードは人によってはいつも同じところまでと決めている人もいれば、状況によって変える人もいます。
鈴木尚広さんの場合は、極端に言えば投手ごとに変えるとのこと。
それは、塁に出る前の準備で投手ごとのクセを全部インプットしているから。
一例ですが、右投手と左投手の場合では、こんなにリードが違うんです。

これは左投手よりも右投手のクイックでの牽制の方が速いためです。
左投手の方がずっと見られているからリードは取りにくそうに見えるけど、牽制全体のスピードで言えば右投手の方が速いからです。
これを軸にしながら、各投手のクセや牽制の速さ、巧さを考慮してセーフティーリードを決めて出るんだそうです。
これって塁に出る前から、もっと言えば試合前からの準備なんですよね!


試合中はベンチに座らずベンチ裏で常にアップ

鈴木尚広さんが試合に出場する可能性があるのは終盤での代走がメインです。
代走で塁にいけば、すぐ盗塁を求められるようなシチュエーションです。
監督から呼ばれて数十秒後にはすぐ結果が求められます。
そのためには呼ばれてからの準備ではベストパフォーマンスは発揮できません。
だから、試合中はずっとベンチ裏でアップをし続けているんだそうです。

もちろん展開によっては試合に出ることなく終わる日もありますが、一瞬の輝きを放つために毎試合アップを続けているんです。
試合に出なければ3時間ずっとアップしっ放しですよねー。
ここまで準備をしている選手もいないですよね。。。

球場入りはいつも1番乗り

試合中の準備だけでもスゴイなぁーーって感心したのですが、鈴木尚広選手の準備はもっと速い段階から始まっているのです。
ある日の試合開始は14時ですが、球場に一番乗りで現れた時間は・・・・
試合開始7時間前の朝7時!!!
そしてまだ照明の入っていない東京ドームでアップをし始めるのが8時!!!
ストレッチからスタートして全体練習へと入っていくのですが、その中でも他の選手と同じことをするのではなく、独自の練習法をルーティンとして毎日行うんだそうです。
テーマは「体の軸を安定させる バランスの取れた肉体作り」とのこと。

試合での少ない出番でベストパフォーマンスを発揮するために、誰よりも入念な準備をするんですね。
自分が出る場面の重要性を認識しているからこそ、自負を持って取り組んでるんでしょうね。
一点が勝負を分ける痺れるような場面で常に勝負をするために!

誰もが緊張する場面で登場して結果を残すためには、その時までにどれだけ準備をして来れたか?
準備が終わっていれば考えることはシンプルに整理されて目の前のプレーに集中できます。
あれこれ考え過ぎていたら、スタートの一歩が遅れてしまうこと、そしてその一歩がチームの命運を分けるプレーになってしまうかも知れません。
ここまでの準備をしているからこそ、監督を始めとしたチームのメンバーからも絶対的な信頼を得ているんでしょうね。
「彼でアウトになるなら仕方がない。」と言われるくらいの全幅の信頼を寄せられた選手でしたね。

鈴木尚広さんが気になって仕方がない!っという方にはこのバース・デイという番組も見てもらったら超楽しいと思います。
30分くらいと長いのでご注意を。

あとがき

全てのスポーツに当てはまることだと僕は思うし、仕事だって同じじゃないでしょうか?
そのプレゼンに臨むまでにどれだけ準備をしてきたのか?
鈴木尚広さんを見習って「準備が8割」だけでなく「準備が99%」と言っても過言ではないくらい意識して臨みたいものですね。

鈴木尚広さんに対する過去記事はこちらもどうぞ

神の手スライディングを可能にしたのは「柔軟な左足首と長く触るスライディング技術」【元読売巨人軍 鈴木尚広】

鈴木尚広シリーズ最終章『自分のような道は歩んで欲しくない』の真意とは。




野球カテゴリの最新記事

PAGE TOP