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50歳まで現役で投げ続けた130キロの豪速球投手【山本昌】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
先日、友人と野球界の偉大なレジェンドのことを話していたのですが、ブログに書いてないことが発覚。
ということで、引退後のことも含めてちょっと書き記しておきます。

50歳まで現役を続けたレジェンド左腕投手【山本昌】

50歳となった2015年シーズンまで現役として投げ続けた中日ドラゴンズの偉大なレジェンド左腕投手。
NPB史上初の50歳出場・登板を果たした中年の星と呼ばれた凄い方のご紹介です。

画像引用元 Wikipediaより

山本昌広(やまもと まさひろ)
1965年8月11日生まれ(56歳)
神奈川県茅ヶ崎市出身
身長186センチ 体重87キロ

小学3年生の時に少年野球を始め、中学では学校の軟式野球部に所属しスポーツ推薦で日大藤沢高校へと進学。
高校時代は甲子園には出場することができなかったが神奈川県ナンバーワンの左腕投手と呼ばれるまでの成長を見せる。
1983年NPBドラフト会議にて中日ドラゴンズから5位指名を受け入団。
入団当初はパッとしない投手でしたが、5年目の1988年2月に業務提携していたロサンゼルス・ドジャースとの野球交換留学選手として1年間の予定でドジャース参加のマイナーリーグ(1A)のベロビーチ・ドジャースに所属することに。
そこで山本昌投手の代名詞ともなるスクリューを覚えたことでストレートのキレも増し急成長。
中日の投手が足りない状況だったこともあり成長ぶりをビデオで見た星野仙一監督が急遽呼び戻すことに。
当時を思い出すと、アメリカ帰りでデカイ変な投げ方をする投手が戻ってきたなぁって印象でした(笑)。
その後は中日ドラゴンズの左のエースとして今中慎二投手とともにチームの主力投手として大活躍。
最多勝3回(1993年、1994年、1997年)、最優秀防御率1回(1993年)、最多奪三振1回(1997年)、沢村賞1回(1994年)、ベストナイン2回(1994年、1997年)などなど様々な賞を受賞。
2008年8月4日には200勝も達成し、50歳で2015年シーズン終了後に引退するまでに多くの最年長記録も樹立しました。
最年長試合出場:50歳57日(2015年10月7日)、最年長先発勝利:49歳25日(2014年9月5日)、最年長ノーヒットノーラン:41歳1ヶ月5日(2006年9月16日)などなど。
1986年から2015年まで実働29年という今後も達成者は出ないだろうという息の長いプレイヤーでした。

130キロの豪速球

ストレートの最速143キロは43歳の時に出した記録。
常時130キロ代ですが、打者から空振りを奪うことができるという不思議なストレート。
その理由は回転数と言われています。
一般的な投手は1秒間に37回転ほど、火の玉ストレートで有名な藤川球児投手で45回転のところ、山本昌投手は脅威の52回転!
打者から見ると球速以上の速さを感じ『130キロの豪速球』と呼ばれることも。
あの巨人で監督まで務めた偉大な打者・高橋由伸投手も嫌いだった投手として1番に名前を挙げるほど。

打席に立ったことのある打者にしか分からない打ちにくさがあるんでしょうねー。
 

引退後は趣味のラジコン三昧

現役時代から無類のラジコン好きとして有名だった山本昌さん。
腕前もかなりのもので、シーズン中でも週に1回はラジコンショップに顔を出すほど。
これまでにも数々のレースで優勝しているほどの実力の持ち主なんですよね。
ラジコンをする時の構えが、投球時のセットポジションの構えとほぼ同じなんて言われることもあるほどです。
現役引退後の現在はYouTubeで山本昌チャンネル34を開設し、ラジコンのことも数多く配信しており実力を見ることができます。

ラジコンってめちゃめちゃ速いっすね。

投げすぎにより伸びないし曲がらない左肘

個人的に一番驚いたのが、山本昌さんの左肘が真っ直ぐ伸びないし60度以上曲がらないってこと。

画像引用元 山本昌投手と関節の可動域より

60度以上に左肘が曲がらないため、もう十数年も左手で自分の顔を触ってないとのこと。
ネクタイや髭剃りも全て右手一本でやってるんだそうです。
この可動域の狭い左腕でどうやってあんなボールを投げているんだろうと不思議で仕方ありませんでした。
この野球肘のおかげでたまたま独特のフォームが出来上がり、勝利を重ねられたのかも知れませんと仰ってます。

可動域は広い方が良いし、ケガをしないことが一番良いとは思います。
それにしても山本昌さんのように長く現役を続けられる選手が出てきたことが凄いですね。
僕もまだ44歳なので、あと5年はバンバン投げてあげられるように頑張りたいと思います。
それでは、またっ!



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