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バットの『ヘッドが下がってしまう』スイングの矯正法【グリップの隙間を開ける】

こんにちはー。
夏休みに入りパワーのあり余ってる少年野球チームの子たちの夜の自主練に付き合ってるじょびスポです。
子供達の底なしの体力は本当に凄いですよねぇー。
僕も負けないように体力アップを目指したいと思います。
今日はバッティングの技術的な部分を少し書いてみようと思います。

バットのヘッドが下がってる

バッティング練習中によく声をかけられるコトバで『ヘッドが下がってるぞぉ!』っていうのをよく耳にします。
ボールを捉えるインパクトの時にバットのヘッド側が通常より下がってしまっている時にかけられるコトバです。
イメージ的に腕よりもバットの先の方が上にあるとヘッドが立ってるって分かるんですが、高めならあり得ますが、低めのボールでは絶対にヘッドは下がります。
だからヘッドが下がるのはオッケーなんですが、必要以上に下がるのがよくないってこと。
この打ち方をしてしまっていると右打者の場合は一塁側へのファールフライになることが多くなります。
原因は後ろの肩が落ちてしまっている場合や手首が寝てしまってることがあります。
打者によって原因は様々ですが、ヘッドが下がり過ぎることは良くないので直したいところです。

こんな感じになっちゃうのがダメな例です。
後ろの肩が下がってしまうことでバットが下から出てしまってヘッドが下がっちゃうんですよね。

グリップの隙間を開ける対処法

このヘッドが下がってしまう時の対処法として試してみて欲しい方法があります。
それはバットを持つ時のグリップの両手の間に隙間を開ける方法です。
プロ野球選手ではソフトバンクホークスの松田宣浩選手がやってるグリップの握り方です。

松田宣浩選手は昔からこの握り方をしていた訳ではなく、今のように強いライナーを打つというバッティングスタイルへと変化していく過程でこの握り方になったそうです。
この握り方で打席に入るというよりも練習でヘッドが下がってしまうことを矯正するためにやって欲しいです。
隙間を開けることによって手首が寝なくなるので手首を立てて打つ感覚を掴みやすくなります。
また隙間を開けてることで手首が返りやすくなるので右手でヘッドを走らせる感覚が掴みやすくなります。

他にもプロ野球選手でグリップに隙間を開けて握る選手がいました。
ミスタードラゴンズと呼ばれた立浪和義さん。
立浪さんの場合は調子が悪くなってくると脇が空いてヘッドが下から出てきてしまうことから、その矯正の手段として隙間を開けて握るようにしていたそうです。

他にも読売ジャイアンツの坂本勇人選手もオフシーズンのトレーニングでこの打ち方をしていました。
ヘッドを立てて強く打つことを意識してこの打法に取り組んでいるそうです。

実際に隙間を開けて振ってみるとヘッドが立つ感覚でボールを打てます。
少年野球の指導で矯正のためにやらせてみるとやはりヘッドが立っていい感じで振れているので個人的にオススメです。

後ろの方が下がってしまうことを防ぐトレーニング法

ヘッドが下がってしまう理由の一つに後ろの肩が下がってしまうことがあります。
この後ろの肩が下がってしまうスイングの矯正法で面白いトレーニング法を見つけました。
それは後ろ手の肘の部分にボールを挟んでスイングをする方法です。
肩が下がってしまうとスイングした時にボールが右打者の場合はライト方向に転がっていってしまうんです。
いいスイングができている時はボールがセンター方向に飛んでいくんです。
これは試してもらう価値ありだと思います。

自分でやってみたら見事にセンター方向にボールが飛んでいったんでちゃんとスイングできてるみたいで安心しました。
指導する立場の僕がライト方向にばかり転がってたら説得力ないですもんね(笑)

週末の練習で子供達に試させてみようっと。
子供達にやらせる前に自分でも試してみてくださいねぇー。
ライト方向に飛んでいったらヤバイっすからね(笑)。

ということで、今日はヘッドが下がってしまうスイングの矯正法について書いてみました。
野球少年たちのバッティングが良くなるヒントになってくれたら嬉しいです。
それでは、またっ!
 


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