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バットを振ってなくても振り逃げは可能?振り逃げできるシチュエーションを再度整理しておこう。

バットを振ってなくても振り逃げは可能?振り逃げできるシチュエーションを再度整理しておこう。

こんにちはー。
久し振りの少年野球の練習ができたのは嬉しいんですが、できなくなってしまってることも多かったですね(笑)。
感覚を取り戻すのにはもう少し時間がかかりそうですね。
ということで、身体もそうですが頭の中ももう一度整理しておこうという内容です。

バットを振ってなくても振り逃げは可能?

野球のルールの中で通称『振り逃げ』というモノがあります。
ツーストライクから3ストライク目がコールされるが、捕手が完全捕球できていない時に起きるプレー。
よくあるのが低めのワンバウンドを振ってしまって三振ですが、捕手がボールを後逸してしまって一塁に進まれてしまうようなシチュエーション。

ちょっと整理しますが、振り逃げが起きる場合は捕手が完全捕球ができていない場合となります。
具体的には投球がワンバウンドしてしまったケースとノーバウンドですが捕手が捕球できなかった場合。
ワンバウンドした場合は捕手がミットで捕球していても振り逃げは可能です。
ノーバウンドの場合は捕手が弾いてしまったり、後逸してしまった場合は完全捕球ではないため振り逃げ可能です。

つまりバットを振っていなくても振り逃げはできるんです。
バットを振ったか振っていないかではなく、捕球しているかどうかが大事なんです。

振り逃げ可能なシチュエーション

振り逃げは走者がいるかいないかなどのシチュエーションによって振り逃げできない場合もあります。
これはわざと捕球せずに併殺(ゲッツー)を狙うことを防ぐ意味があります。
たとえばもし満塁で捕手がわざと捕球ミスをした場合に進塁義務が発生するとサッと拾ってホームベースを踏んでから一塁に送球してゲッツーを取ることも可能になってしまうので、走者が詰まっている状態の時には振り逃げはできません。
ちょっと表にしますね。

無死、1死の時は走者が一塁にいる場合には振り逃げはできません。
2死の場合には走者が詰まっている状態でも関係なく振り逃げは可能になります。
例えば2死満塁の場合に振り逃げとなった場合には、走者に進塁義務が発生するので捕手はわざわざ1塁に送球しなくても落ち着いて本塁を踏んでフォースアウトにすればオッケーですからね。
これは覚えておいて欲しいです。
分かりやすい動画があったので、こちらもご覧くださいませ。

振り逃げ3ラン

振り逃げの認識ミスで世にも珍しい出来事が起こってしまったことがありました。
それが振り逃げ3ラン。。。

2007年7月28日に行われた東海大相模高校VS横浜高校の神奈川県大会での準決勝。
2死1塁3塁の状況で2ボール2ストライクからの投球を打者がハーフスイング。
球審が一塁塁審へとスイングの確認を行うとスイングのジャッジ。
球審も3ストライクのジャッジを行ったところ、横浜高校選手たちは三振と勘違いしベンチに帰ってしまいました。

しかし、これは3ストライクのジャッジであって三振のコールではなかったのです。
打者も三振と思ってベンチに帰りかけますが、ベンチからの指示もあり1塁までダッシュ。

横浜高校ナインは気にせずベンチに戻ってしまったため、打者も走者も三人とも半信半疑のまま本塁まで帰ってきました。
結果は振り逃げが成立し3ランとなってしまい3点入ってしまったんです。
動画でもご覧くださいませ。

ちなみに振り逃げした打者は現・巨人の菅野智之投手です(笑)。
めちゃめちゃ貴重な動画ですね!

この場合、打者はダートサークルを出てしまうと振り逃げの権利を放棄したことになりますのでご注意を。
ダートサークルにはこういう意味があるんですね。
ダートサークルとは本塁後方の土の部分に円形に描かれたラインのとこのことです。
芝の球場ですと土の部分から出て芝の部分に出てしまうと権利放棄です。

画像引用元 Wikipediaより

こんな状況を防ぐために守備チームとしては、ワンバウンドの捕球だった場合は打者にタッチすることを徹底しておくことが大事です。
せっかく三振に取ったのに得点を取られてしまってはもったいないですもんね。
チームメイトもタッチするように声掛けすることも大事ですね。

今日は振り逃げのルールについて少し解説してみました。
三振してしまった打者としては恥ずかしいかも知れませんが、状況を把握して1塁まで走る習慣もつけておくべきですね。
それでは、またっ!
 


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