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私にとっては伝説のアルバム   ポール・ロジャースの「Muddy Water Blues」  11人のギタリストが織りなすシカゴブルース

トリビュート・アルバム

1993年にリリースされた ポール・ロジャースの「マディ・ウォーター・ブルース」
だいぶ大人になって来て ブルースの聴き方も変わってきた頃だった
30代も半ばを過ぎると、なんでしょうねえ いろんなものが付きすぎているのか

こと ブルースを聴くときはなんて言うか、「心をしっかり落ち着かせてじゃないと」と勝手にスタンスを作ってしまってた感じで

ましてや シカゴ・ブルースをポール・ロジャースがっていうだけで力が入ったものです
それでもって、このアルバムびっくりするのが「ギタリストが曲代わりで参加」という点
それが分かった時点で、もう頭 凍結でしょう

面々が聞いた名前ばかりだから かぶりつき
ニール・ショーン
ブライアン・メイ
デヴィッド・ギルモア
ゲイリー・ムーア
トレヴァー・ラビン・・・

そして ジェフ・ベック

I Just Want to Make Love to You

 

やっぱり ジェフのギターは違うなあ と思えるナンバーでした
そのほかのギタリストも もう聴けるだけでありがたい人たちばかりなんですが
ありがたい、ありがたい・・と思いながら ジェフのプレイを聴くわけです
それはもう ありがたいを飛び越えていってます

ロジャースも「ほかのギタリストとは別格」と言ってますし
ジェフだけ 3曲もフューチャーしてますもんね
「ローリン・ストーン」
「グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール」を聴けば 『納得!』って思いますよ

2曲にフューチャーされているのは トレヴァー・ラビンとニール・ショーン
ニールは、ポールの当時のツアーにも参加してましたし
トレヴァーは、イエスの再結成に寄与した頃ですね

また、ジェイソン・ボーナムがもうこの時に参加してます まだ20代の時です

目を瞑ってそのドラミングを想像しながら聴くと またより一層深みがでるアルバムだと思います

30代半ばで聴いた時は、ずいぶん構えて聴きましたが
60代になると、変なものがだんだんそぎ落とされて来ているのでしょうか なんだか楽に聴けるようになりました
70、80とこれからますますそぎ落とされていくと思うと
これからの音楽人生が楽しみです

 

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