サイトアイコン レトロモ

野球でグラブを投げつけてボールに当たった場合はどうなるの?【安全進塁権】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
今日はちょっと細かいマニアックな野球ルールについてです。
実際にこんなプレーは滅多に起きないけど、頭の片隅にあればいざという時に役に立つかも。

前代未聞のグラブ投げつけ事件

少年野球チームの低学年の子たちを見ていると練習でボールが抜けて転がってっちゃうとこを止めようとグローブを投げつけちゃうことを見たことがあります。
親御さんから買ってもらったグローブを投げるなんて、物を大事にしないことは絶対ダメ。
そんな風に叱ると思いますが、野球ルールブック上でも禁止されています。

2008年に埼玉西武ライオンズVS千葉ロッテマリーンズ戦で前代未聞の事件が起きました。
ライオンズの栗山選手が放った1•2塁間の打球に対してロッテのホセ・オーティズ選手がボールを追いながらグラブを投げつけてボールを止めちゃったんです(笑)。

もちろんこれは反則行為となりますので・・・やっちゃダメなプレーです。
っで、どうなったかと言いますと安全進塁権として3塁打となりました。

グラブだけでなく帽子やキャッチャーのマスクもダメですからね。
打球に対してグラブ等を投げつけて当たってしまった時は3つの安全進塁権となります。
投げつけても当たらなければそのままプレーは続きます。
ここで注意しなければいけないのは、グラブを投げて当たった時点でボールデッドではなくインプレーで処理。
プレーが止まった後で再度3つの安全進塁権となります。
もしかしらたランニングホームランになるかも知れませんからね。
とりあえずグラブや帽子は投げちゃダメですからね!
 

送球に対してのグラブ投げつけはテイク2ベース

打球に対しては3つの安全進塁権が発生するとのことでしたが、もし野手の送球に対してだったらどうなんでしょうか?
たとえば送球が暴投や弾いてしまってボールが転がっていってしまう時にグラブなどを投げつけてしまったとしたら・・・
その場合は2つの安全進塁権が与えられます。
いわゆるテイク2ベースですね。

こんなプレーが起きないに越したことはないですが、もし起きてしまった場合には思い出してくださいね。
審判をしている時にこんなプレーが出たら、正しく判定できるようにちゃんと覚えておこうと思います。
それでは、またっ!



モバイルバージョンを終了