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プロ野球界に新たな用語が出てきました。ノンテンダーってなんだ?

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
プロ野球も日本シリーズで戦う2チーム以外は、すでに来期に向けた動きが活発になってきています。
秋季キャンプだけでなく、早くも契約更改の話も出始めてきてます。
自由契約選手の話を聞くとちょっと寂しい気持ちになってしまう時期でもあります。
そんな中、聞き慣れない用語が出てきたので、そちらについて書いておきます。

ノンテンダーってなんだ?

北海道日本ハムファイターズが西川遥輝選手・大田泰示選手・秋吉亮投手に対して来季契約提示をしないというニュースにはビックリ。
3選手とも素晴らしい選手なんですが、契約更改交渉難航とかではなく来季契約提示をしないということ。
そしてこの来季契約提示をしないことを『ノンテンダー』という新たな用語で解説していました。
ノンテンダーってコトバが馴染みがなさすぎてシックリこないので、自分なりに調べてみることに。

「ノンテンダー」は主にメジャーで使用されている用語。来季契約を結んでいない選手に対し、球団側が契約の意思表示をしないこと。対象選手は、契約保留選手名簿から外れ自由契約となり、旧所属球団、海外を含めた他球団とも交渉が可能となる。


引用元 日刊スポーツより

西川遥輝選手は海外FA権を取得、大田泰示選手・秋吉亮投手は国内FA権を取得したこともあり、ノンテンダーということになったようです。
今年の成績からFA権を行使することで、移籍先には球団間補償の問題はなくなり選手との移籍交渉がしやすくなるというメリットが。
チームへの長年の功労者でもある3選手に対して、最大限に配慮した温かみのある措置だなと感じました。
FA権を行使しての移籍となれば日本ハムには移籍金などのメリットがあるはずなのですが、選手ファーストでの対応は素晴らしいことだなと。
もちろん日本ハムとの再契約の可能性を閉ざすものではないとのことですが・・・
実際には日本ハムとの交渉は厳しいものになると思われます。
 

来期のチーム構想外

ノンテンダーという聞き慣れないコトバで北海道日本ハムファイターズの選手に対する温かさが強調されますが、冷静に考えてみたいと思います。
まず第一に言えることは・・・
残念ながら来期のチーム構想外であるということ。
来期に絶対に必要な選手であれば、FA権を取得しようが全力で残留のための契約交渉をします。
その交渉がなく、ノンテンダーということは・・・
ファイターズの来期の構想には入っていないが、他チームならば欲しい球団はある選手。
チームにも長年貢献してくれた選手だから、他チームへの移籍のハードルをなくしてあげようという感じ。
おそらく日本ハムとの再契約となるならば、大幅な減額提示となることでしょう。
プロ野球界には野球協約により年俸減額制限があるんです。

①年俸が1億円を超えている場合、40%まで。
②年俸が1億円以下の場合、25%まで。

「ただし、選手の同意があればこの限りではない。」という記載もあるので、減額制限を超える場合もあります。
減俸制限を超える場合は、選手側は自由契約になることが可能になり、他球団との交渉が可能になる。
減俸制限内だった場合は、選手側は自由契約になれず所属チームと交渉するしかないということになります。

つまり、今回の3選手は減俸制限を超える額でしか年俸提示ができないってことだと推測されます。
そして、その数字が一人歩きしてしまうことで移籍時の年俸に影響が出てしまうことが考えられるので、年俸提示をしないノンテンダーとなったんだと思われます。
その辺のことを踏まえて元・千葉ロッテマリーンズの里崎智也さんが動画配信していたものを紹介しときます。

他球団からしたらこの3選手は魅力が十分にあり、且つ球団間補償の問題がないとなれば獲得に乗り出す球団はあるでしょう。
3選手の移籍先がどこになるか注目したいと思います。
そして来シーズンの活躍も楽しみにしたいとこですね!
それでは、またっ!



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