こんにちは、60年代から80年代のロック好きのメローなロッカーです。
ヨーロッパ・ジャズ・トリオ(EJT)
季節の変わりめが原因か、このところジャズ、フュージョン関連の記事が多くなっています。
本人も、『あ~ツェッペリン聴きたい!』『あ~ロックンロール!』と、うずうずし始めています。
しかし、夜になってお酒を飲みながら『何聴こうかな?』と彷徨って、行きつく先は、なぜか”フュージョン”です。年なのか、酔っ払っているのか、まあ両方です。
1984年に結成された、【EJT(ヨーロッパ・ジャズ・トリオ)】
そのトリオが、同朋のギタリスト、「ジェシ・ヴァン・ルーラー」をゲストに迎えて放ったアルバム「哀愁のヨーロッパ」2000年のリリースです。
その中から、「エリック・クラプトン」のカバーで、
ティアーズ・イン・ヘヴン
クラプトンの悲しい胸の内をルーラーが豊かに表現していますね。
EJTのメンバーは、「マーク・ヴァン・ローン(p.)」、「フランス・ホーヴァン(b.)」、「ロイ・ダッカス(ds.)」。
1995年にピアノのカレル・ボエリーが抜けて、マーク・ヴァン・ローンが加入し、メンバーが固定化しました。
ピアニストが代わるというピアノトリオでは、異常事態(と思うんですが)が起こりましたが、幸い、前担当のボエリーも、ローンも「ビル・エヴァンス」から強い影響を受けていたという共通項がありスムーズに移行したようですね。
それに加え、ローンはクラシックの素養が高い上に、フュージョンやロックの造詣も深いということで、EJTは、守備範囲が広くなりました。
ジェシ・ヴァン・ルーラー
今回のゲストの「ジェシ・ヴァン・ルーラー」は1972年生まれ、7歳でギターを始め、18歳で名門として名高いヒルヴァーサム音楽院に入り、1995年にインストゥルメンタルプレイヤーの登竜門【セロニアス・モンク・コンペティション】のファイナリストに輝やいた優れものです(ピアニストのセロニアス・モンクを記念して設立された協会で、87年からコンペを行っています)。
ルーラーって聴いたことのない名前でした。調べてみると受賞後も母国オランダで活動していたそうです。
本アルバムには4曲に参加しています。
1曲目・哀愁のヨーロッパ(カルロス・サンタナ)、5曲目・アランフェス協奏曲(ヴィドレ・ホアキン・ロドリーゴ)、7曲目・フェイス・ダンス(パット・メセニー)、と10曲目・ティアーズ・イン・ヘヴン、です。
好きな音楽を楽しく聴いて、絶版が無くなるよう、アナログ、デジタルとも大事な音源を守って行きましょう。
ご覧いただき、ありがとうございました。