こんにちはー。
今日も朝から嬉しいニュースで大興奮したじょびスポです。
メジャーリーグからFA中だった元カブスの上原浩治投手が巨人に復帰するとのこと。
イチローに続き所属先が不透明だった上原投手も所属先が決まり来シーズンも見ることができて良かったっす。
このまま引退も考えられる年齢でもあったので、ホッとしてます。
巨人が強くなっちゃうのはちょっと困りますけどね(笑)
テイクバックが小さくて速いフォームと球離れの速さ
上原投手の凄いところはいろんな方が様々な意見を言っておりますが、個人的な意見を書いちゃいます!
球速約89マイル(143キロ)ほどしかスピードの出ない上原投手ですが、ストレートで空振りをガンガン取る本格派の投手です。
全体の投球の中でストレートが約50%、SFF(スプリットフィンガード・ファストボール)が約40%の配球。
上原投手の代名詞と言われるSFFを打者が警戒するあまり同じ腕の振り、同じ軌道で出てくるストレートについつい差し込まれてしまって空振りしてしまうと言われています。
じょびスポ的見解としては、それにプラスして投球動作のテイクバックが小さくて球の出どころが分かりにくくてフォームが速いことと普通の投手よりもほんのちょっとですが球離れが速いことだと思っています。
打者がとってもタイミングが取りづらい投手で、「1・2・3!」ではなく「1・2・2.5!」なイメージで気づけばボールがもう来てるって感じ。
前足も膝をあまり曲げず、ボールも前の方で離すのが一般的ですが、上原投手は上の方で離してる感じ。
ゆったりしたフォームだと打者もタイミングを合わせやすいんですが、上原投手ってちょっとフォームが速くて忙しいんでタイミングが取りづらいんですよね。
それが143キロでも空振りを取れる秘訣だと僕は思ってます。
って、研究者ではないのであくまで個人的見解ってことでご容赦くださいませ。
フォアボールを出すなんてもったいない
メジャーリーグで上原投手が高評価されている指標があるのをご存知でしょうか?
K/BBと呼ばれる指標で四球1つあたりの奪三振数です。
四球を1個出すまでに何個三振を取れるかという指標で、高い選手はコントロールが良くて三振も取れる好投手といういこと。
三振もめっちゃ取れるけどコントロールが悪いという投手はコレが低くなります。
一般的には3.50以上が好投手と言われているが、上原投手は驚異的な14.3(2012年シーズン)。
これがメジャーで日本よりも高く評価されているんですね。
コントロールがとても良く四球の少ない上原投手ですが、なぜフォアボールが少ないのですか?の質問には。
せっかくアメリカで勝負したいと思ってきたわけですし、
楽しくやりたいと思ってきたわけで、
フォアボールを出したらその人との対戦が、
もしかしたらもうなくなるかも知れない。
そういうもったいない気分があるんで。
だったらヒットぐらいでいいかなぁ。
結果ホームランになることの方が多いんですけど。
そういう想いで投げてますけどね。
野球が大好きで夢を求めてメジャーに行った上原投手らしい言葉ですねぇー。
雑草魂と呼ばれる負けん気の強さが好き
上原投手を語る上で『雑草魂』という言葉を忘れてはいけません。
順風満帆なエリート街道を歩んできた訳ではなく、高校時代は無名の選手で甲子園出場もありません。
大学受験も声が掛からず、野球への想いが断ち切れずに大阪体育大学へ1浪して入学。
まさに雑草のように這い上がってきた選手なんです。
大学時代に大きく伸びてオリンピック代表になって活躍し、メジャーからも声が掛かる中で巨人に入団することに。
僕が何より好きなのは上原投手の負けん気の強さ!
なにくそーーー!!!という雑草魂と投手としてのプライド。
それが垣間見えるシーンがありました。
巨人のルーキーイヤーでのワンシーン。
上原投手にとって20勝目をかけた大事な試合というだけでなく、シーズン終盤で松井秀喜選手とヤクルトのペタジーニ選手が本塁打争いを繰り広げていたんです。
試合開始前の段階ではペタジーニ42本、松井秀喜41本。
ヤクルトバッテリーは松井秀喜に本塁打を打たせないために敬遠気味の四球で歩かされ続けます。
対する上原投手は1打席目・2打席目と真っ向勝負でペタジーニを抑えてきました。
しかし・・・3打席目・・・ベンチからの指示は敬遠。
指示に従い敬遠するのですが、勝負できなかった悔しさから全力の速球で敬遠を。
四球後にはマウンドを蹴り上げ、目に浮かんだ涙をそっとユニフォームの袖で拭い次の打者を迎えるのでした。
このシーンを見て上原投手が好きな選手になっちゃったんですけどねー。
今見ても熱いものが込み上げてくるわぁー。
背番号19への想い
上原投手はずっと19番をつけていたのですが、巨人復帰後は11番をつけるそうです。
エース菅野投手が19番をつけているから空いてないのでってことですが、19番つけたかっただろうな。
上原投手が19番をつけたのは、大学受験に失敗して浪人していた19歳。野球のできなかった1年間の苦しさをを忘れないようにとの想いが込められているそうです。
他人から見たら挫折と簡単に言われてしまうのでしょうが、上原投手にとってはこの1年があったからこそ今でも現役でプレイできてるんでしょうね。
雑草魂を持って活躍してくることを願ってます!!!