スポーツ大好きアラフォー『じょびスポ』と、60’s〜80’sロック大好きな『メロー』が運営するブログ

捕手で一番大切なブロッキング!元西武ライオンズの星秀和さんのブロッキング技術が目から鱗。

捕手で一番大切なブロッキング!元西武ライオンズの星秀和さんのブロッキング技術が目から鱗。

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
日課のYoutube観賞で野球の良い練習法を見つけたので、そちらをご紹介したいと思います。

捕手で一番大切なブロッキング

野球のキャッチャー(捕手)で一番大切なのは何でしょうか?
肩の強さ?配球?キャッチング?いろいろありますが、個人的に大切なのがブロッキングだと思ってます。
肩が強くて盗塁をアウトにしてくれるのはありがたいですが、低めのボール球を後ろに逸らされるのが投手としては嫌なんですよね。
打者を打ち取るために低目に投げるのが投手として大切にしていたのですが、たまにはワンバウンドしてしまいます。
それをポロポロ後ろに逸らされると大事な場面で勇気を持って低目に投げ切ることができなくなっちゃいます。
これを止めてくれるとピッチャーとして本当に助かるんですよね。
特に走者がいる場面では無駄な進塁を防ぐことになりますしね。
投手と捕手との信頼関係を作り上げるのもブロッキングできちんと止めてくれるという安心感が大事です。
だからプロでも練習の8割をブロッキングに当てるらしいです。

少年野球では割合が違うかも知れませんが、年齢が上がってくるのとともに盗塁の回数も減ってきます。
盗塁は1試合で2〜3個、ショートバウンドは1試合に10個近くある。
だからこそ、ショートバウンドを止めるブロッキングの練習を多くするんですね。

ブロッキングの新常識【レガースで滑る】

YoutubeのトクサンTVで元西武ライオンズの星秀和さんが出演してブロッキングの練習法を披露していました。

プロのブロッキングの技術が目から鱗でした。
レガースで前や左右に滑る!
これは新常識ですね。
レガースは相手のスライディングから足を守るモノっていう印象だったのですが、レガースは滑るためのモノなんですね。
それでは、まずは動画でご覧くださいませ。

内野手のように前に出る

それでは、動画の内容を少し掘り下げたいと思います。
一般的なキャッチャーのブロッキングはその場で膝をついて身体でボールを前に落とすのですが、単純なショートバウンドはそれでも止められます。
しかしホームベースに近い位置でワンバウンドするボールを止めるにはそれだけではハーフバウンドになってしまうので難しいんです。
その難しいバウンドを止めるのがプロのキャッチャー。
そのためには前に滑って出ることが大切。
その場で膝を落とすだけでなく前に滑ることで数十センチ稼ぎショートバウンドに近くしてボールを抑えます。

内野手がショートバウンドの位置に入るために足を前に出すのと同じ考え方。
上の写真のように身体一個分前に出ればハーフバウンドも上がってくる手前でブロッキングできます。
左右に逸れたボールも同じ考え方でレガースで滑らせて距離を稼ぐんですね。

レガースで滑らせるために通常の構えよりも少し膝を地面に近くすることで、止まってしまわずに滑らせることができるんですね。
腰を浮かすというか膝を地面に近づけるために足の内側に力を入れて構えるんです。

やってみると地味にキツイ構えですが、大事な場面では凄く効果がありそうです。
キャッチャーは縁の下の力持ち的に頑張ってくれてるんだなぁー。

ブロッキングの足運びの練習法

プロ野球時代にやっていた練習法も紹介してくれていました。
これは今度の練習で取り組んでみたい練習だったので、参考にしてもらえればと思います。
まずは前方に滑る練習法から。
先ほどのキャッチャーの構えから前にレガースを使って滑ります。

これを繰り返してベース一周とかやるらしいです。
最初は前になかなか滑ることができなさそうです。
トクサンがチャレンジしてましたが、前に滑る感覚が全然掴めてませんでしたね。
そんな時は両手でトンボなどを使って相手に引っ張ってもらって感覚を掴むのも練習法の一つだそうです。
これも地味にキツそう。

キャッチャーの練習って地味にキツイ練習が多いですが、これをマスターできれば試合でどれだけピッチャーが助かるか。
前に滑る感覚が分かってきたら今度は左右へ動く練習法へ。
グルっと円を描いておき、その周りを先ほどの前へ滑るのと同じように左右へスライドしていきます。

クルッと回れたら、今度は逆回転。
プロではこれを一周何秒でできるかなどタイムを測られるらしいです。
素早く行うのとともに移動距離を大きくできるかがポイントですね。
この練習を行うことで、変化球が引っかかってしまった左右に逸れるワンバウンドを止める時に大きな効果が現れることでしょう。

何度も言いますが、キャッチャーの練習って地味でキツイことが多いです。
でも、それを乗り越えた先にはピッチャーとの絶対的な信頼関係が生まれてきます。
特にピッチャーが『やってしまった!』って思うワンバウンドを止めてくれることは一番投手にとってはありがたいこと。
ピッチャーだけでなく、チームを救う大切なブロッキング技術をこの練習や考え方で身に付けちゃってください!
今年の冬練習ではキャッチャーの子と一緒になって鍛えていきたいなと思います。
それでは、またっ!



野球カテゴリの最新記事

PAGE TOP