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『精密機械』と呼ばれる制球力を武器にゴロアウトを重ね通算355勝した偉大な投手【グレッグ・マダックス】

『精密機械』と呼ばれる制球力を武器にゴロアウトを重ね通算355勝した偉大な投手【グレッグ・マダックス】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
選手を守るための70球制限ルールの攻略法に悩んでます。
今までの常識だったツーストライクに追い込んだら、ボール球を投げて出方を伺うなんてのも今後は必要ないのかも。
全球ストライクゾーンで勝負ができるようなピッチャーが究極なのかも知れないなと。
投手は球速ではなく制球力が一番大事な要素になってきそうですね。
今日は究極の制球力を持ったレジェンド投手の紹介です。

20年連続二桁勝利・通算355勝【グレッグ・マダックス】

MLBで通算355勝を挙げたレジェンド投手のマダックス。
23年の現役生活で最多勝利3回、最優秀防御率4回、サイ・ヤング賞4回、ゴールデングラブ賞18回、オールスター選出8回など多くの賞を獲った素晴らしい投手です。
個人的に一番凄いなと思ってるのが、1988年から2004年まで17年連続で15勝以上を挙げ、2007年まで20年連続二桁勝利を挙げたということ。
これぞまさにエースピッチャーって感じですね。

画像引用元 Youtubeより

グレッグ・マダックス(Gregory Alan Maddux)
1966年4月14日生まれ
アメリカ・テキサス州サンアンジェロ出身
身長約182.9センチ 体重約88.5キロ

兄もMLBで活躍したメジャーリーガーであり、現役引退後も様々な球団でコーチを続けるほどの方です。
高校卒業後の1984年のMLBドラフトにてシカゴ・カブスから2巡目(全体31位)指名を受け入団。
1986年9月に20歳という若さでメジャー昇格し、メジャーデビュー。
1987年は6勝14敗という成績で終わるも、1988年開幕から勝ち星を量産し18勝8敗という好成績。
以降は活躍を続け、1993年からはアトランタ・ブレーブスへと移籍し長くエースとして君臨しチームに貢献。
2004年に古巣のシカゴ・カブスへと移籍し、7月には3000奪三振を達成し、8月には史上22人目の300勝も達成。
しかしこの年は13勝15敗となり18年ぶりに負け越し、連続15勝以上の記録も17年で途切れてしまいました。
2006年7月にロサンゼルス・ドジャースへとトレード移籍、2007年にはサンディエゴ・パドレスへと移籍。
2008年8月にドジャースへと交換トレードで復帰し、シーズン終了後に現役を引退。
通算355勝、そして20年連続二桁勝利、17年連続15勝以上というとてつもない数字を残した名投手です。

 

『精密機械』と呼ばれた制球力

マダックスの最大の特徴は精密機械と呼ばれるほどの素晴らしい制球力。
若い時には150キロを記録したこともありますが、段々と球速は落ちていき最終的には138キロを下回るほど。
打者の手元で微妙に動かすツーシームやカットボール、打者のタイミングを外すカーブやサークルチェンジを組み合わせバットの芯を外すピッチングが信条。
抜群の制球力と合わせてゴロアウトを量産するグラウンドボールピッチャーでした。
ここぞの場面ではズバッとフォーシームのストレートやチェンジアップで狙って三振も取れるピッチャーでした。

コントロール抜群ですし、手元のボールの変化も素晴らしいですね!

100球以内での完投をマダックスと呼ぶ

マダックスの象徴的な持論としてこんなコトバがあります。

投手にとって一番過大評価されている記録は奪三振であり、27個のアウトを27球で取るのがベスト。

いかに効率良く、そして勝利に貢献できるかというのを考えた末の深みのあるコトバですね。
投手としては三振でアウトを取るのが一番気持ちがいいのですが、効率良くアウトを重ねて試合に勝てた方がいいですもんね。
このコトバを体現するように100球前後で先発投手を交代させるMLBの中で完投もできる数少ない投手でした。
MLBでは100球未満で9回完封することを『マダックス』と呼ばれており、マダックス本人は13度達成しています。
球数を増やすことなく完投するっていうのが現代の野球に求められているモノに合ってるのかも知れませんね。
少年野球でも7回を70球以内で完封するような投手が出てくるのを楽しみにしたいと思います。
それでは、またっ!

 



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