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五郎丸ポーズからルーティンの大切さを考えてみる。同じ動作を繰り返すことで平常心でプレーに入る。

五郎丸ポーズからルーティンの大切さを考えてみる。同じ動作を繰り返すことで平常心でプレーに入る。

こんにちはー。
体力は金で買う!をテーマに落ちていく体力を補うために最新ギアを駆使するじょびスポです。

さてさて、今日はラグビー日本代表の五郎丸歩選手の五郎丸ポーズのネタを。

五郎丸歩選手のルーティン

ラグビーW杯を境に五郎丸選手のプレースキック前に行う独特のポーズに注目が集まりました。
あの頃は何かあるとみんなこのポーズをして笑いを取ってた気がします(笑)。

画像引用元 五郎丸歩勝手に応援団!より

両手の指先を合わせて忍者のポーズのような独特の拝みポーズでゴールの方を見ている姿が印象的です。
この独特のポーズにばかり目がいってしまいがちですが、全体のルーティンの中のほんの一部なんです。

相手のファールやトライ後のプレースキックに入る際に行う独特のルーティンをご紹介。

  1. ボールを受け取った後に2回ボールを投げ上げて回転させて地面に2回ボールタッチしてからボールをセットする。
  2. ゴールに対して真っ直ぐ後ろに3歩下がり、左に2歩移動。
  3. ボールをゴールの方へ蹴るイメージで右手を動かす。
  4. 精神統一・呼吸を整えるために五郎丸ポーズ。
  5. 集中した後に後ろにバックステップして回り込んでキック。

これが全体のルーティンです。

この拝むような五郎丸ポーズのモデルとなったと言われているのが、元イングランド代表選手ジョニー・ウィルキンソン選手のルーティン。
早稲田大学ラグビー部に所属していた時に、指導に来てくれた時のこと。
その正確無比なキックの精度に驚いたそうです。
その時に直接キックの指導をしてもらった6人の中に五郎丸選手もいたそうです。
独特の拝みポーズもウィルキンソン選手の動きをヒントにしたと言われています。

ルーティンを大切にする意味

ルーティンを行うことによって何がもたらされるのか?
何のためにやってるんだろう?
そんな声が聞こえてきますが、このルーティンを行うことで雑念を払ってキックに集中することができるからです。
試合中の大事な局面でのキックでは観客の目が集まり、とても平常心でいることが難しい状態になってしまいます。
その中で、いつもの練習と同じルーティンを行うことで平常心を取り戻し、ボールに集中することができます。
いわばいつもと同じ状況へと戻るための動作のこと。
同じ動作を繰り返すことで自然とリラックスして集中できるんです。

スポーツ選手のルーティンが取り上げられることが多いですが、普段生活している中にもルーティンはあります。
たとえば、朝起きたらまずは水を1杯飲むとか、シャワーを浴びるとか些細なことだってルーティンです。
いつもとちょっとリズムが狂うだけでなんか落ち着かなかったり変な感じになったりしませんか?
無意識のルーティンも多いですが、意識的にルーティンにすることによって気持ちをコントロールすることもできます。
験担ぎのようなものかも知れませんが、プレゼン前には気持ちを高めるためにこの曲を聞くとか。
独特なものの必要はなく、自分だけが意識して同じ動作で気持ちを整えることができると強いですよ。

2017シーズンから五郎丸ポーズが消えた

2017年シーズンから日本のヤマハ発動機に復帰した五郎丸選手ですが、キック時の五郎丸ポーズがルーティンから消えました。
フランスのトゥーロン在籍中に改良を重ねた結果とのこと。

基本は変わっていない。
大事なのは体重移動。
あそこ(ポーズ)はそんなに重要ではないので。

ポーズというよりも、全体の流れが大切であり一部を改良してもキックの精度に問題はないということ。
ポーズにばかり注目されてしまうのも嫌ですよね?

2017年シーズンからボールの置き方を変えた

先ほどの動画の後半部分で紹介されていましたが、2017年シーズンからルーティンだけでなくプレースキック時のボールの置き方も変えたそうです。
今まではボールを立てて置いていたが、ボールを斜めに置くように変更。
ボールの規格が変わることで表面のザラつきによる摩擦が大きくなることからキック時の設置面を小さくすることが狙いだそうです。
以前からボールの尖った部分を蹴るタイプの人がいるなぁと思っていたのですが、摩擦等を考えて蹴ってたんですね。
謎が解けました!!!


  

個性的なルーティンを持つ選手たち

世界にはもっと個性的なルーティンのキッカーもいるので、ちょっと動画を紹介しちゃいます。
6のイングランド代表オーウェン・ファレル選手の睨みつけるような眼差しで狙うキック。
3のオーストリア代表クウェイド・クーパー選手の手をなびかせるポーズ。
2のロブ・クック選手のお尻を突き出したポーズもクセになってまいます。
1のウェールズ代表のダン・ビガー選手の落ち着きなく髪や肩や胸などを触ってピタリと止まってキック。

世界は広いですねぇ(笑)
本当にいろんなオリジナルルーティンがあるけど、キックの精度を高めるための動きってこと。
勝利のための工夫であり、みんなとってもキックの精度がいいですねぇー。
チーム内でキックの精度が良いからこそ、こうしてプレースキックを任されてるってことでもあるんです。

おまけで五郎丸選手のスーパープレイ集も紹介。
キックだけじゃなくて、めっちゃいいプレイヤーなんすよぉー。
スコットランド戦前半終了間際のゴール前でのスーパータックルは大興奮したっす!!!

2018シーズンが開幕する夏が楽しみだなぁー。
今年こそ試合を生で見に行こうっと。

それでは、またっ!


 

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