こんにちはー。
永遠の野球少年じょびスポです。
今日は商売道具の大切さを徹底した男の話をしたいと思います。
今の子たちに両親やおじいちゃんおばあちゃんから買ってもらった道具を大切にして欲しいなって思って書きます。
記録より記憶に残る名選手『新庄剛志』
新庄剛志さんってご存知ですか?
最近はしくじり先生に出演したり、面白くてちょっと変わった元プロ野球選手って印象じゃないでしょうか?
現役時代も様々なパフォーマンスで人気でした。
新庄剛志
1972年1月28日生まれ
福岡県福岡市出身
身長 181センチ 体重76キロ
西日本短期大学附属高等学校では甲子園出場の夢は果たせなかったものの、阪神ターガースからドラフト5位で指名を受けて入団。
2年目の終盤に一軍昇格を果たし当初は外野手ではなく内野手として出場。
3年目もシーズン序盤に1軍昇格し内野手として出場するが、シーズン中盤より本職の外野手としてセンターの定位置を掴む。
その後は長打力を活かしたフルスイングと華麗で強肩を活かした外野守備で活躍。
新庄の外野守備、そして本塁への返球は本当に凄かったなぁー。
その後は大リーグにも挑戦し、日本球界へは北海道日本ハムファイターズに復帰。
この頃から観客を盛り上げるためのパフォーマンスにも力を入れてましたね。
オールスターゲームでは襟つきのアンダーシャツや黄金バットを使ったり、ホームスチールを決めたり。
エンターテイナーなSHINJOでした。
試合前の練習では、ファンを楽しませるために被り物をして出てきたり、カラフルな色のグローブを使ってました。
初任給で買ったグラブを17年間使い続けた
お祭り男な印象だった新庄剛志さんへの印象が180度変わったのは引退セレモニーでの出来事から。
札幌ドームでの引退セレモニーの際に新庄は頭の上にグラブを乗せて涙を浮かべながらファンへの挨拶をしていました。
この時気づいたんです。
あれ?なんかグラブ古くない?
しかも阪神のマークで入団当初の背番号63番が刺繍されています。
調べてみると、新庄さんは練習時などはメーカー提供のカラフルなグラブなどを使ったりするが、試合では1つのグラブを使い続けたんだそうです。
阪神時代も大リーグ時代も、もちろん日本ハムファイターズ時代もずっとです。
初任給で買った7500円のグラブをずっと使い続け、ボロボロになりながらも4度の大規模な修復をして使ってたんだそうです。
使い続けたのは父親からのコトバがあったからだそうです。
『商売道具を大切にしろ』
プロ野球選手ともなればメーカーから無償で支給されるのに、彼は頑なに1つのグラブを使い続けたんです。
引退の際には、自身の怪我でボロボロになった身体をグラブとなぞらえて、こんな風に語ったそうです。
『僕のグローブがもう使えなくなりました。それだけです。』
これほど長く愛着を持ってグラブに接する選手はとっても珍しいです。
最近では野球少年や高校球児だってグラブを何個も持ってたり。。。
道具を大切に手入れをしない人も多かったり。。。
そんな時にはこの新庄のグラブの話を聞かせてあげて欲しいです。
道具を大切にしましょうー。
きっと道具があなたを助けてくれるから。
僕はそんな風に思います。
現役生活を共に過ごしたグラブは、新庄さんに野球を授けてくれた父親が亡くなった時に一緒に棺に入れて、現在は天国の父の元へ。
こういう両親を大切にしているところも素晴らしいですね。
皆さんの新庄剛志さんへの印象が変わってくれたら嬉しいです。
それでは、またっ!