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『動』の古田敦也と『静』の谷繁元信。2人のレジェンドキャッチャーのキャッチングの違い。

『動』の古田敦也と『静』の谷繁元信。2人のレジェンドキャッチャーのキャッチングの違い。

こんにちはー。
今日はサラッとキャッチャーについてのブログです。

『動』の古田敦也と『静』の谷繁元信

プロ野球界を代表するレジェンドキャッチャーの古田敦也さんと谷繁元信さん。
盗塁阻止率や打撃が際立つ古田敦也とキャッチャーとしてのリードや投手陣を引っ張る女房役としての能力が際立つ谷繁元信。
この2人って実に好対照な存在だったんですよねぇー。

古田達也さんは打てるキャッチャーであり、動けるキャッチャーの代表格として『動』の捕手。
谷繁元信さんはどっしりと構えて投手の能力を引き出すために無駄な動きを省いた『静』の捕手。
この2人の違いは大きく2つあるんです。

キャッチングの違い

この2人にはキャッチングの仕方においても大きく違います。

『動』の古田敦也のキャッチング

古田さんと言えばフレーミングの巧さが有名です。
ボールゾーンの球がストライクに見えてしまうような巧みなフレーミング技術を持ったキャッチャー。
キャッチャーミットをストライクゾーンの外側から内側にズラしながらキャッチングすることで、ミットが止まった位置はストライクゾーンになるため、ボール球すらストライクに見えてしまうんです。
リラックスした状態からミットを動かしながら捕球する『動』のキャッチング。
今のプロ野球選手のキャッチャーに多い、ミットを一度落としてから勢いをつけてキャッチングするスタイル。

『静』の谷繁元信のキャッチング

対する谷繁さんのキャッチングはキャッチャーミットを全く動かさないキャッチングです。
投手が投げる瞬間もキャッチャーミットを落とさずにそのまま構えた状態からボールを掴みます。
投手としては的となるミットが動かないから投げやすいんですよねぇー。
しかし、ボールの勢いに負けない手首(リスト)の強さが必要なスタイルです。

投手出身の僕としてはこのスタイルが好きで、投げやすいんです。
ミットを落とすスタイルのキャッチャーとは落とさないでくれとモメたことも(笑)。
投手を気持ちよく投げさせるための工夫でもあるんですよね。


『構え』の違い

この2人はキャッチング前の構えにも大きな違いがあります。
中腰のTHEキャッチャーという感じのドッシリと構える谷繁に対して、古田は左膝をついてリラックスした構え。
動きやすいからという理由で中腰で構える谷繁に対して、古田はキャッチングのしやすさを重視した構え。

古田が現役でプレーしていた頃には石井一久投手のような左投手でスライダーのキレが良い投手が多くいました。
そのスライダーを捕球する際に、左足が邪魔をしてしまうことがあり、左膝を曲げることによって曲がりすぎたスライダーも捕球しやすくなるんだそうです。
左膝を曲げていれば腕が足に当たる心配もなくなりますもんね!
どっちがいいという訳ではないので投手が投げやすいように、自分がキャッチングしやすいように試してみるといいでしょうー。

この2人がキャッチング理論を惜しげもなく披露してくれている動画を発見。
プロ野球を代表するキャッチャー2人のトークは最高に贅沢っすねぇー。
まだ見たことない方はぜひご覧くださいませ。

キャッチャーって奥が深いポジションで面白いんですよぇー。
またその辺は別の機会に語らせてもらいますね。

それでは、またっ!


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