こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
トリプルスリー達成者のことを少し調べていたらNPBではたった10人しか達成していなかったという凄い記録。
そんな中、今日は松井稼頭央さんについて書きます。
スイッチヒッターとして史上初のトリプルスリー達成
俊足・巧打、そして長打力も併せ持たないと達成できないのがトリプルスリー。
3割、30本塁打、30盗塁という3つを達成するのは本当に難しいことだと思います。
クリーンナップを打つような選手の中では3割、30本塁打を達成するような打者はいますが、30盗塁となるとこれは大変です。
ここをクリアできない選手がほとんど。
逆に3割、30盗塁を達成するような俊足巧打の打者もいますが、30本塁打という長打力がない選手がほとんど。
それを達成するだけでも難しいと思いますが、さらに唯一のスイッチヒッターでの達成というのが松井稼頭央選手の凄いところ。
2002年シーズンには打率.332、36本塁打、33盗塁でトリプルスリーを達成しています。
もともとスイッチヒッターにチャレンジするのは俊足を活かして出塁率を上げるためというのが理由です。
右打ちから作られた左打ちでも長打を打てるってのが凄いこと。
ボールにバットを合わせて短打を積み重ねて出塁するだけでなく、振り切ってホームランを量産したんですね。
画像引用元 Youtubeより
松井稼頭央(かついかずお)
本名は松井和夫
1975年10月23日生まれ
大阪府東大阪市出身
身長177センチ 体重85キロ
現在は、埼玉西武ライオンズの二軍監督として後進の育成に励む松井稼頭央さんですが、近い将来には一軍監督へと昇格するのではと思ってます。
さて、そんな松井稼頭央さんの凄さを今の野球少年たちはどれくらい知ってるでしょうか?
晩年の東北楽天ゴールデンイーグルス時代のプレーを知っている子たちはいるかと思いますが、西武ライオンズ時代が本当に凄かったんです。
ということで、まずはバッティング動画から。
左右どちらからも長打が打てるって何度見ても凄いなぁー。
野手経験ほぼゼロから球界を代表する名手へ
守備は練習した数だけ確実に上手くなるモノ。
個人的にそう思って今まで生きてきた僕ですが、これを実践してみせたのが松井稼頭央さん。
PL学園高校時代まで基本的に投手としての試合出場しかしてこなかったのですが、プロ入り時は野手として西武ライオンズから3位指名を受けました。
身体能力の高さに惚れ込んだんでしょうねぇ。
プロ入り前は投手だったので、バッティング練習も少ないし、走塁練習なんかもほとんどしてこなかったそうです。
もちろん守備練習もかなり少なかったでしょう。
その状態で野手で指名した西武ライオンズの先見の明が凄いですね。
プロ入り後から本格的に野手としての練習を重ねていくのですが、プロ選手のレベルの高さに自信喪失。
ルーキーイヤーはイースタン・リーグで24失策を重ねてしまったそうです。
2年目のキャンプで守備の名手・奈良原浩選手のプレーを間近で見て真似をしながら守備力を向上させていき、3年目の1996年開幕からスタメンレギュラーを掴み活躍していったのでした。
それでは、松井稼頭央さんの素晴らしい守備動画をご覧くださいませ。
肩めっちゃ強いー!!!
前後左右へのダッシュも速くて守備範囲も広いですねぇー。
西武ライオンズ史上最高の遊撃手は松井稼頭央さんで決まりですね。
野手経験ほぼゼロからここまでのプレイヤーになるには凄まじい努力を重ねたことでしょう。
今は守備が苦手と思っている選手も努力を重ねていけば必ず成長できるのが守備。
それを忘れずに努力を重ねていってもらえたらと思います。
それでは、またっ!
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