こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
今日は先日素晴らしい記録達成のニュースが届いたあの選手の凄さを語りたいと思います。
前人未到、日本ハム宮西400Hも「特にありません」（日刊スポーツ）
ホールドポイントとは
プロ野球では投手の成績として表す数字がたくさんあります。
有名なところでは先発投手に与えたれる勝利数や抑え投手に与えられるセーブ数とか。
しかし、中継投手にはなかなかスポットが当たらないことも事実。
有名スター選手、高額年俸選手は先発投手か抑え投手がほとんどで中継ぎ投手はスポットがなかなか当たりません。
中継ぎ投手でMVPを獲ったのは中日ドラゴンズの浅尾拓也投手くらい。
現代の役割分担のはっきりした野球では中継ぎ投手の重要性、正当な評価のために生まれたのがホールド。
1986年にアメリカで考案され、1996年にパ・リーグが採用し、2005年よりセ・パ両リーグで採用されました。
以下の4つの共通条件を満たすこと[1]。
- 先発投手、勝利投手、敗戦投手のいずれでもなく、セーブが記録されてもいないこと
- 自チームの最終守備イニングの3アウト目を取った投手（交代完了投手）ではないこと
- アウトを1個以上取ること
- 降板した後、自身に記録された失点によって自チームが同点に追いつかれる、または逆転されていないこと
この状態で、以下のいずれかを満たした投手にホールドが記録される。
- 自チームがリードしている状況で登板し、以下のいずれかの条件を満たしリードを保ったまま降板する（セーブの条件に準じる）
- 3点以内リードの場面で登板し、1イニング以上投球する
- 迎える2打者に連続本塁打を打たれたら同点または逆転される場面で登板する
- 点差に関わりなくリードした状況で登板し、3イニング以上投球する
- 同点の状況で登板し、以下のいずれかの条件を満たして降板する
1. 同点のまま失点を許さずに降板する（自身に記録される失点であるかどうかは関係ない。また、最終守備イニングを投げ終えて引き分けの場合には、その投手に交代完了が記録されるため、上記共通条件の2番目を満たさなくなる）
2. 登板中に自チームが勝ち越した場合、リードを保って降板する
引用元 Wikipediaより
簡単に言うと、中継ぎ投手がリードを保った状態で１アウト以上取り、次の投手へと繋ぐとホールドがつくって感じです。
中継ぎ投手としては、自分の貢献度を表すことができる大切な数字ですね。
前人未到の400ホールドポイント達成
2021年5月18日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で北海道日本ハムファイターズの宮西尚生投手が史上初となる400ホールドポイントを達成しました！
通算登板数も現役最多となる745登板で通算12位。
1位の岩瀬仁紀投手が通算1002試合ですので、達成できる可能性はまだあるかなぁ。
宮西尚生投手は左のサイドスロー投手であり、ボールも決して速くはありません。
しかし、1年目から13年連続50試合以上の登板という鉄腕投手。
勝負どころの大事な場面で1イニング、または打者一人をキッチリ抑えるというような痺れる場面での登板ばかり。
ハートの強さがハンパないっすね。
まさに必殺仕事人って感じでカッコイイですね！
鉄腕サウスポー【宮西尚生】
それでは、ちょっとだけいつものように経歴を。
画像引用元 パ・リーグTVより
宮西尚生（みやにし なおき）
1985年6月2日生まれ（35歳）
兵庫県尼崎市出身
身長180センチ 体重79キロ
小学1年生から野球を始め、中学時代は硬式クラブチームの尼崎ボーイズでプレー。
尼崎高校へ進学後は、注目される存在ではあるが全国大会には縁がなく、関西学院大学へと進学。
同期に千葉ロッテマリーンズの荻野貴司選手もいたそうです。
1年の秋季リーグからベンチ入りし、リーグ通算46試合に登板し19勝13敗、防御率1.58、291奪三振という成績を残し、2007年のNPB大学生・社会人ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから3位指名を受けプロ入り。
ルーキーイヤーから開幕一軍入りを果たすと1年目から50試合に登板し、以降も貴重な中継ぎ投手として毎年50試合以上に登板するという鉄腕ぶりを発揮。
確かに、1イニング投げずに打者一人とかワンポイントリリーフも多いのですが、それでも試合に向けた準備は同じ。
50試合以上の登板を13シーズン連続で達成しているって凄いことですよね。
宮西投手の最大の武器はやはり左サイドスローという独特な軌道から放たれる角度のついたボール。
特にスライダーなんて左打者からしたら凄く遠くに逃げていって打ちにくいでしょうね。
っていうか打てる気がしない。
背後からの動画も見つけたので、角度に注目してご覧くださいませ。
ベース盤をかすめるという表現がピッタリな投球ですね。
オンリーワンの存在感を見せて、今シーズンも活躍して記録を伸ばしていって欲しいですね。
頑張れ宮西投手！！！
それでは、またっ！
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