スポーツ大好きアラフォー『じょびスポ』と、60’s〜80’sロック大好きな『メロー』が運営するブログ

フェアとファールの微妙な境界線!ポール直撃HRで考えると分かりやすい。【細かい野球ルール】

フェアとファールの微妙な境界線!ポール直撃HRで考えると分かりやすい。【細かい野球ルール】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
今日は以前からずっと書こうと思いながら写真を撮り忘れていたフェア・ファールのブログ記事を書きます。

フェアボール

野球をプレーしたり、審判をする時に大事なフェア、ファールの判定。
一塁線、三塁線の微妙な当たりをジャッジするのがとても難しく、大切なところです。
選手としてプレーする場合は、審判のファールのコールがあるまではフェアだと思って全力でプレーすることが大切。
勝手なセルフジャッジはご法度です。
公認野球規則では下図とともに解説が添えられています。

左の諸図のうち、黒点はボールが地上に触れた地点、二重丸はボールが静止した地点、点線は空間を通過した経路、Pはプレイヤー、Uは審判員を示す。

第1図 一度ファウル地域に出ても、再び内野に止まったときは、フェアボールである。
第2図 バウンドしながら内野から外野へ越えていく場合には、一塁または三塁を基準として判断すべきであって、一塁または三塁を過ぎるときに、フェア地域内かまたはその上空空間にあった場合には、その後ファウル地域に出てもフェアボールである。
第3図 一度塁に触れれば、その後どの方向に転じても、すべてフェアボールである。
第4図 最初落ちた地点が、内野と外野との境にあたる一塁二塁間、二塁三塁間の線上、または外野のフェア地域であれば、その後内外野を問わずファウル地域に出ても、フェアボールである。
第5図 フェア地域内またはその上方空間で、審判員またはプレイヤーに触れたときは、すべてフェアボールである。(×印は地上で触れた点を示す)
第6図 ボールが最初野手に触れた位置が、フェア地域内の上方空間であれば、フェアボールである。たとえその野手の身体の大部分、すなわち足、胴体などがファウル地域内にあっても、それには関係しない。(Pは野手の身体の大部分、×印はボールが最初に野手に触れた位置を示す。審判員に触れた場合もこの例と同じである)

と記載されています。
なんとなく理解できるかと思いますが、今日はもう少し細かくて微妙なラインの話をしたいと思います。

フェアとファールの超微妙な境界線

この超微妙な境界線は上方空間ってのがポイントになると思います。
超速い打球のゴロやライナーだと瞬時の判定となり非常に見分けにくいと思いますので、バントの打球が一塁線上に転がったと想定で写真をご覧くださいませ。

それでは、下の写真のボールはフェアかファール、どっちでしょう?

おそらく皆さんフェアボールだと判断すると思います。
これはしっかりとライン上にボールが乗っているのでフェアボールです。
真上から見てもフェアですよねぇー。

それでは、次の打球はフェアかファールどっちでしょう?

ちょっと絶妙なところにボールを置きすぎたかも知れませんが・・・
これはフェアボールなんです。
これをフェアボールと判定するのって勇気がいる判断だと思いますが、ルール上フェアボールです。
真上から見るとこんな感じ。

ボールが絶妙にラインに掛かってるのがお分かりいただけますでしょうか?
フェアかファールかはボールの設置面ではなくボールが掛かっているかどうかが判断材料なんです。
ストライクゾーンもホームベースを掠めたかどうかで判断するため、実際にはホームベースよりも内側外側に約ボール1個分広いんですよー。
それと同じ判断基準となります。
だからもしプレイヤーだったとしたらボールがちょっと出たら触るのではなく、上から見てボールがラインから外れたのを確認してから触るようにしてくださいねー。
 

ポール直撃ホームランで考えると分かりやすい

フェアかファールの判断はポール直撃のホームランで考えると分かりやすくなると思います。

画像引用元 パ・リーグTVより

打球がフェンス上空を越えていくホームラン。
レフト、ライトにあるポールに当たったらホームランになりますよね?
ポールはそれぞれ一塁線、三塁線の延長線上に立てられており、ポールに当たるということはラインの上空を通過しているということ。
だからポールの内側だろうが、外側だろうが当たったらホームランなんです。
特に外側に当たった場合は先ほどのバント処理の話で使用した画像のような状態になります。
ポールにちょっとでも当たったら、掠めたらホームラン。
つまりフェアボールなんです!
ボールが一塁ベース、三塁ベースに当たった場合もフェアになりますが、ベースの外側に当たったとしてもフェアになるのも同じ考え方ですよね。

これは細かすぎる野球ルールになってくると思いますが、ボールが上方空間を通過していたらフェアボール。
ボールの中心ではなく、ボールがライン上に掛かっているかどうかが判断基準となるため、約ボール1個分広いってことをお忘れなく。
全野球人、特にバント処理なんかで関係する投手・捕手・三塁手・一塁手は把握しておいてくださいね。
ギリギリの打球での判断のタイミングが早いとフェアボールとジャッジされてしまうことがありますんでぇー!
正しい判断ができるように頭の片隅に置いておいてね。
それでは、またっ!



野球カテゴリの最新記事

PAGE TOP