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”帰ってきたブルースの継承者”に思えた、エリック・クラプトン「リヴァー・オブ・ティアーズ」

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

1989年の ジャーニーマン(Journeyman)は、前作のフィル・コリンズからラス・タイトルマンにプロデュースが変わりました。・・スティーヴ・ウィンウッドとの関連があったのでしょうか・・
しかし、個人的にはこの期間の3作は、私の思い描くような音楽的指向では無く、非常に心がザワザワしたつらい期間でした。

それでも聴きやすく、エリック・クラプトンを嫌いになるなんてことは絶対にありませんでしたが、
次作の1994年リリースの フロム・ザ・クレイドル(From the Cradle)まで5年(もう10年ひと昔ではなく5年ひと昔って言って久しくなっていた時代ですね)、
更に、月日は流れて1998年の ピルグリム(Pilgrim)に到達するわけです。

その Pilgrim から、「リヴァー・オブ・ティアーズ(River of Tears)」
暗く重いバラード、ですが、その「暗さや重さ」が少しも不快に感じない不思議な曲です。

『やっと心地よいエリック(・クラプトン)が帰ってきた!』という感じの曲です。
以前の、ブルースの継承者という、ミシシッピのデルタ地区発祥のブルースの作品の解釈者とはまた違った表現方法を得た”Eric Clapton is God!”の第2世の登場のような気がして頭がしびれました。

このエリックの変化を周りのミュージシャンはどんな肌感覚で捉えているのでしょうか、
あり得ないことですが、そのそばで体感してみたい衝動に駆られます。
サイモン・クライミーとの出会いは大きなターニング・ポイントになったのでしょうねえ。

 






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