80年代の後半は、踏ん張りどころだった
テクノやパンク、ポップなスタジアム系が80年になった途端に火が付いた感じでしたね
ジェフ・ベックもダンス・ミュージックに手を出したり・・
クラプトンは、アルコールに沈んでしまった頃でもありました
それでも80年代も終わり近くなって、ジェフもクラプトンも自分を取り戻してきた頃
ヴァンヘイレンが派手だがエレキギターのソロをもう一回ステージの中心に戻してくれて、オーディエンスからの渇望のエネルギーでもってジェフが生き返り
ダイアー・ストレイツの時代に逆行した、これまたギターを中心にしたその独特なロック
異端の独特ではなく、懐かしい波動のある曲を奏でていました
そうですね、J.J.ケイルを彷彿とするあのノップラー節のお陰でクラプトンも生き返ったのではないかな?なんて思っていたりします
Layla
1988年ということですが、クラプトンの表情が微妙に動いてますね
コンサート会場に向かってステージに立っているんですが、往年のクラプトンは、その視線は会場のどこにも焦点が合ってなくて
どこか違う空間、違う何かをを見ているような表情が印象的なのに
このステージでは、ロイヤル・アルバート・ホールの二階の辺に視線をやったり、少し微笑んだりしているのが見て取れます
まだ、アルコールからの完全な復活に至ってないからなのか・・・
しかし、マークのリフレインが素晴らしく良い感じで、クラプトンの復活を支えています
まるでクラプトンが弾いているのか?と錯覚するくらい
後々、そのリフレインを任すのにクラプトンはとてもセンシティブにしている印象があります
バックに選んだギタリストなら、曲の1つのパートとして誰にでも任すという感じではないですね
クラプトンのこだわりが感じられるところです