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少年野球の練習でスリッパ?ボールを面で捕るためのトレーニング!

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
週末は土曜は天気が良くてグランドで練習できたんですが、日曜は雨のためグランド不良で試合できませんでした。
屋外スポーツなんで天気には勝てないっすね。
日曜は室内で基本技術の練習でした。

スリッパを使った練習

室内練習なので、普段の軟式ボールは使えないのでテニスボール等を使って練習してます。
ゴロ捕球の基本練習ではコーチ陣が手でボールを投げてグローブで捕るという練習を繰り返します。
テニスボールは軽いのできちんとグラブで掴まないと跳ね返って出てしまうんで、いいトレーニングになります。
プロ野球の守備の名手・源田壮亮選手もテニスボールを使ったノックで守備を磨いたんだそうです。
過去記事はこちらから→球界屈指のショート源田壮亮の原点

今日は室内がいつもより長い時間借りれたので、ちょっと遊びの要素も入れつつ新たなトレーニングをしてみました。
それは・・・スリッパを使った練習(笑)。

100均で買っていこうかと思ったんですが、武道場にあったスリッパを利用してみました。
どんな感じになったかと言いますと・・・
最初はやっぱり慣れてないので上手く捕れないんです。

グローブでは大きさもあるし掴むことができるので、適当にやっても捕れてしまいますが・・・
スリッパではボールとスリッパの面を合わせていき、右手を添えて掴まないと捕れません。
先ほどの動画のようにスリッパで引いてしまうと捕れません。
グローブだったら網の部分でおそらくキャッチできてたと思いますが、正しい位置での捕球はできてなかったでしょうね。

スリッパ練習を行うメリット

このスリッパ練習をやることで様々なメリットがあります。

グラブの芯でのボール捕球

グラブでボールを捕る時にはグラブのポケットと呼ばれる芯で捕ることが大切です。
ここでボールを捕球するとグラブの中で安定する場所があるんです。
もちろん網の方でも捕れますが、捕球後の送球をするためにはグラブの芯で捕ることでいつもの場所にボールがあるようにすることが大事です。
そうすれば目で確認しなくてもサッと右手でボールを掴みすぐに送球ができます。
これがグラブのどこにボールが入ってるか分からないと掴むのが遅れて送球も遅くなってしまいます。
上手くなってくるとボールを芯ではなく薬指の付け根辺りで捕りボールの握り替えを速くする技術があるんですが、それはまた別の機会に。

面を意識したグラブさばき

ボールの飛んでくる角度に合わせてグラブの面を向けてあげることが捕球するときの基本です。
上から落ちてくるフライを捕る時と、ゴロで転がってくるボールを捕る時ではグラブの面の向きが違います。
フライを捕る時には上から落ちてくるボールに合わせて手の平を上に向けますが、ゴロの場合に手の平が上に向いてしまっていたら手の平の付け根か手首にボールが当たってしまいます。
また、手の返しが合わなくてスリッパの角度が少しでも正面から横にズレてしまうとボールが逸れてしまうので捕れません。
きちんとスリッパの面の角度を合わせてあげることでボールが捕れるようになります。
これを意識することで捕球できる確率が上がります。
グラブを使ってゴロを捕る時にも面を意識して合わせることで上手く捕れるようになります。

柔らかい捕球ができるようになる

グラブと違いスリッパだと掴むことができないため、バンとボールと衝突させてしまうと捕球できません。
だからスリッパをボールがくるところに早めに用意をしておいて、衝突しないように柔らかく当てて捕るようになります。
ましてやグラブを振ってしまって掴みにいくような捕球をすると捕れません。
また、少年野球の子供でよくいるのが捕球時にグラブを引いてしまう子。
スリッパで捕る時に引いてしまうと上手く捕れないので、自然にグラブがその場に残るようになります。
衝突させないように練習していると柔らかい捕球ができるようになります。
スリッパ練習後半にはみんな上手く捕れるようになってきたところもアップしておきます。

グラブからの球出しが速くなる

スリッパ練習をしていると左手だけでは捕球ができないので右手を添えてボールを捕る必要があります。
これをすることで両手で捕る練習になります。
実際には両手といっても左手のグラブでボールを捕り右手を添えてボールを掴むという流れになります。
右手でグラブからボールがこぼれないようにフタをするようなイメージですかね。
この右手を添えることでスッとボールを右手に握り変えることができるようになり、次の送球へとスムーズに移行することができます。
これが送球のためのグラブからの球出しの速さに繋がります。
打ったバッターを一塁でアウトにするためには捕球から送球への速さも大事なことなんですよね。
フライはノーバウンドで捕ったらアウトですが、ゴロは捕ってから一塁に投げてファーストが捕球することでアウトになるので、時間の短縮がアウトにするための大事な要素になってくるんです。
球出しが速すぎてビックリした動画をご紹介します。
グラブメーカーZeems(ジームス)のグラブ紹介動画なんですが、使用してる人が上手すぎてビックリっす。

このレベルになると当て捕りと呼ばれる方法で捕ってるからグラブで掴んでないっす。
グラブに当てて右手でフタをしてサッと掴んでるんですよね。
プロ野球選手の守備の名手はこの当て捕りでキャッチしてる人が多いから送球までが速いんですね!
練習あるのみですよーーー。
ということで、練習してみてね。

それでは、またっ!
 


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