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アルバート・カミュ「ペスト」40年以上たってからの再チャレンジ   ベタですが、これからの世界を考えさせられた作品です

アルバート・カミュ「ペスト」40年以上たってからの再チャレンジ   ベタですが、これからの世界を考えさせられた作品です

ゴールデン・ウィークが過ぎました

今回は、個人的には身体が重くて動けないこともあり、ずっと読書をしてました

40年以上前に手に取った アルバート・カミュの「ペスト」
なぜあの時、本屋さんで手に取ったのか? 今では分かりませんが、その時の自分を想像すると奇妙でなんか微笑ましい自分がそこに居ます

買った本屋さんは、三省堂書店
百貨店の地下という立地で、よく覗いてました
田舎からでてきた者にとっては、それは ”遊園地のアトラクションがいっぱい” といったワクワクするスペースで、そこに行くだけで、いや『今日は行こう』と思っただけでなんかテンションが上がってしまう場所

専門書から洋書、小説から雑誌まで、その時は『ありとあらゆる本がある』と思ってました
いろんな本と出合いたかった・・かな?
ホントそこに住みたいくらいだった


そこで、見つけた「ペスト」
でもどうかな、読み始めて最初の方、ホントに何ページかで挫折してそのままになった

その頃の小説の選び方は、店頭でペラペラと何ページかななめ読みして『よし、これなら読めそう』と思うんじゃなくて、直観みたいなもので選んでいたような・・
若いから読めると思ったんでしょうね
初めてでは無いにしても、一瞬で『ああ、これ読み続けれない』と仕舞い込んだ本でした

それから、引越しかなんかで処分したのだと思いますが
時折、”再チャレンジ” の機運になりかけましたが結局、仕事を時間の無い言い訳にして時が過ぎ、『もう読むことは無いだろうな』とも思ってまし、それでいいとも思ってました
それが、還暦を迎え時間が出来た時に、もやもやとした読書意欲が出てきた感じになってきた・・・
・・・しかし、今般のようなことが起き、それがきっかけで今度はキンドルで読破できました
流れっていうのは、いつなんどきもすぐそばになるものなんだ と・・

地球で起こっている不条理
”不条理” って言葉を、カミュの切り口を、個人的なフィルターを通して垣間見えたその一瞬の絵は、新しい発見の瞬間でもありました
私には訳の文まわしが難しくて、今回も読み続けるのに幾度も難儀しましたが

読み終わった時に見えた不条理という絵は、昔のものではなく新しい発見でした

パヌルー、オトン、コタール どの登場人物にも好感が持て、
もちろんグラン、タルーには声援を送り、
リウーへの尊敬の念に至る・・

最後の種明かしは、昔風の流れに自然に乗って行ける

そして、伝染病というものの本質を突く言葉が重なって

これからの世界を考えさせられた一冊にでした

 

衝撃が大きく余韻に包みこまれているこんな時は

Autumn in New York

  

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