こんにちはー。
中学時代にアンダースローに転向するも膝を故障して断念したじょびスポです。
先週からアンダースロー投手のことを書いていますが、僕の中ではもう一人書かないと気が済まない投手がいます!
アンダースローの過去記事はこちらからご覧ください。
絶滅危惧種・片道切符と言われるアンダースロー投手を応援したくなる本当の理由
ボールの緩急だけなく、フォームの緩急まで使いこなして打者を討ち取る【牧田和久】
世界一低いアンダースロー【ミスターサブマリン・渡辺俊介】
僕の中で一番好きだったアンダースロー投手は千葉ロッテマリーンズで活躍したミスターサブマリンこと渡辺俊介投手。
世界一低いアンダースローとも言われるくらい低い位置からボールを放たれる姿が美しかったです。
地上約3センチから放たれるため、調子が悪いとマウンドに手を擦ってしまうこともあったそうです。
画像引用元 Wikipediaより
渡辺俊介(わたなべ しゅんすけ)
1976年8月26日生まれ
栃木県下都賀郡都賀町(現:栃木市)出身
身長177センチ 体重70キロ
6歳から野球を始めるも常に補欠だったため、父の勧めにより中学時代からアンダースローへと転向。
國學院栃木高校でも当時別格と言われていたエースで4番の小関竜也(元プロ野球選手)がいたため2番手投手。
卒業後は國學院大学に進学するが、在学中には東都リーグの1部には上がることができずに卒業。
野球エリートとは程遠い道を歩いており、全く無名の選手でした。
大学卒業後には新日鐵君津に入社し実力をつけ都市対抗野球でも活躍し、シドニー五輪へも日本代表にも選出され2000年10月のNPBドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから4位指名を受け入団。
即戦力と期待されていたが、先発ローテーションに定着をしたのは2003年頃からですが、貴重な先発投手として活躍しました。
千葉ロッテマリーンズを退団後はメジャーリーグに挑戦するも、メジャー登板を成し遂げることができず独立リーグでもプレーしました。
全盛期の美しいピッチングをまずはご覧ください。
左右、高低だけでなく前後も使い打ち取る投球スタイル
ストレートの平均球速は約120キロ、最速132キロのストレートはフォーシームとツーシーム系の2種類。
さらに95キロのスローカーブと100キロ台の浮き上がるスライダーを使って打者を打ち取る投球スタイル。
コースの左右と高低だけでなく前後も使って凡打の山を築く打たせて取るタイプの投手でした。
同じような軌道のボールでも微妙に球速やタイミングをズラすことで前後を使い芯を外す芸術的ピッチング。
前後とは緩急を使うということです。
打者からしたら打てそうで打てないピッチャーという印象でしょうね。
160キロを超えるような豪速球を投げれる訳ではないのですが、120キロのストレートでだって打者を打ち取ることができる!
まさに玄人好みの投手ですね。
前後を使った投球のことを語っている動画を発見。
スピードガンの数字ではなく、バッターが思ったよりも速く感じるとか、遅く感じるとか。
絶対的な数字ではなく相手打者から見た感覚的な部分を大事にする投手ですね。
だからこそ120キロのストレートに打者が振り遅れたりしてる訳です。
ただでさえ普通の投手とボールの軌道が違うアンダースロー投手は打ちにくいのに、さらなる仕掛けをしてきてるんですねぇー。
これがNPBで通算13年活躍できた理由ですね!
アンダースロー投手ってやっぱり好きだわぁー。
これからもアンダースロー投手には注目ですね!!!
それでは、またっ!