1990年代のジェフは
『’70年代の大絶頂期の再来だ!』と喜べた 突然あらわれた人生のご褒美のようだった
改めて眺めてみると
打ち込みを巧みに使いこなしたテクノミュージックでギター・インストゥルメンタルをまた新しい形で作り上げたましたね
それは、「ブロー・バイ・ブロー」「ワイアード」「ゼア・アンド・バック」3部作の再来
もっと言えば、それらを上回る・・・
でも、比べることなんかできない ファンにとっては、比べるなんてこと自体が不謹慎
そんなジェフの進化
ジェフって 歳とらないなあと思う瞬間でもあったわけで
そんなジェフの音楽についていくのが楽しい
’70年代の時は、後から必死になって追っかけてましたけど
’90年代はさすがに大人になってましたのでリアルタイムで聴けて楽しかったですね
よく言われるのが
クラプトンは「神」
ツェッペリンは「巨人」
ジェフは「・・・
世間では、つかみどころの無い 突き抜けたミュージシャン的な感じで捉えられているのかも知れないですね
クラプトンにしろ、ツェッペリンにしろ、ずば抜けてセールスがいい曲やアルバムがあるわけで
その曲を聴けば、「知ってる知ってる!」という周知の代表曲が何曲かあります
しかし、三人の中では、一番ミュージシャンに好かれていて、尊敬もされていて、羨望の眼差しも受けているギタリストなんですが
突き抜けすぎて、レコードセールスがそれについて行っていないのが悔しい
悔しいけど、ジェフはその道を「あえて選んでいる」というインタビュー記事を見つけたときは
ジェフは、きっといろんな葛藤とか迷いとか自信喪失とかのトンネルをいくつもくぐり抜けながら、自分を失くさないで歩いてきたんだろうな・・と想像してます
ギターに対するひた向きさと無邪気さは誰にも負けないジェフ
周りの友人や知り合いにとっては、迂闊に助言とかできない存在だと思うんです
そういう時は、長老の出番なのかも知れないですね
B.B.キングとの協演は1985年頃からだというのもありますし
’85年頃はあの「フラッシュ」の時期ですもんね(勝手に、そうとう混乱していた時期ではないかと想像してます)
なんたって、ジェフのヴォーカルが聴けちゃうんですから・・
B.B.キングとの協演
Key To The Highway
やっぱり、B.B.キング は違うっていうか・・
これが、クラプトンだろうが、他のスパースターが B.B.の立ち位置だったら
ジェフは、たちまちジェフの世界へ持って行ってしまうと思います
そして主役のほうはジェフのプレイを見て「もう、お手上げだ!」っていう仕草をしてしまう そんな光景が浮かびます
ブルース回帰では無いですが、きっとB.B.はジェフにとって 頼りになる相談相手の一人だったんじゃないかな?と思います