1980年代は、ニューウェイヴ(懐かしい響き)が当然のように
パンクで一回破壊したバンド・ミュージックの後を継ぐように出てきた と後から振り返ればそう思う
リアルタイムでは、ジャパンやデュラン・デュランなどのMTVで何回も繰り返し流れるミュージック・ビデオに支配されているかのようでした
かく言う自分も、MTVは毎回楽しみにしていたお酒のお供でしたが
そのころだったか、コルグのポリフォニックのシンセを手に入れたのは
ヤマハがいいのか、ローランドがいいのか(ローランドはアタッチメントだろう位の知識しか無かったですが)分からなくて
とりあえず、何もわからないまま店頭に行き、ボーナスも出たてだったこともあり少し気持ちが大きくなってもいましたが、お財布と相談して、そのまま持ち帰りで手に入れました
それまで、ギターをず~っと 何年くらいだったか、10年くらいかな、やって来てて
楽器の習得は、そんなに甘いもんじゃないこともそれなりに分かっていたつもりですが
なぜか『何とかなる』と思っちゃったんですよね
後から考えても、ギターやドラムス、キーボード、ベース・・・楽器は血のにじむような反復練習の努力と持続する情熱が必要である・・ということは少しくらいはわかってたつもりだったはずなんですが
なぜか『何とかなる』と思っちゃったんですね
それは、楽器として捉えてたのじゃなく、なんて言うかプログラムのようなものと勘違いしたのかも
だから、『”取説読めば” 何とかなる』となったんだと
おまけに打ち込みのドラムマシーンをシンクロさせて
しかし、キース・エマーソンには全く近づけず、どんどん遠のいていくばかり
単なる音遊び・・ヘリコプターの音を作ったり、SF映画の効果音みたいな音を作ったり・・して時間は過ぎていくばかり
結局、原点回顧でフォーク・ギターを引っ張り出してきてカントリーやウエスト・コーストに戻り
改めて、中学や高校の時聴いた『60年代、70年代が良いや!』となり
『ああ、ワイアードのようなギター中心のインストが聴きたい!』
『ギター・アルバムが聴きたい!』 って思ってたところに出てきました
『えっ?どんな弾き方したらこんな風になるの?』
まるで、ジェフの「ワイアード」を聴いた時の感動に似たものが・・
1978年
アルバム「Van Halen」のクレジットでは、1分42秒のギンギンのギターソロ
Eruption
エディの出現のお陰で
「ギターの名手たちは、また音楽のその分野で中心になれた」と思います
エディのお陰で、「ギターを弾く楽しさをもう一回取り戻してくれた」と思います
エディのお陰で、「ギター・アルバムが復活した」と思います
エディが出てこなかったら、もしかして他のスーパーマンが現れたかも知れませんが
時期はズレていたでしょう
エディの貢献は、計り知れないと感じてます
エディ・ヴァン・ヘイレン さんありがとう
ご冥福をお祈りいたします