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必殺の寝技でオール一本勝ちで金メダル!これも柔道の一つのスタイル。【濱田尚里】

必殺の寝技でオール一本勝ちで金メダル!これも柔道の一つのスタイル。【濱田尚里】

こんにちはー。
現在、東京パラリンピックが開催中ですが、高校野球に頭がいってて全然見れてませんでした。
東京オリンピックのことで書いたつもりで忘れてたことがあったので、書き記しておきます。

必殺の寝技でオール一本勝ち【濵田尚里】

東京オリンピック2020で女子78kg級を制した濵田尚里選手。
濵という字が難しく報道でも濱田とか浜田だったりしてましたが、正式には濵田のようです。
柔道といえば華麗な投げによる一本勝ちのイメージがありますが、濵田尚里選手の真骨頂は寝技の強さ。
全試合寝技によるオール一本勝ちで金メダルという凄いことをやってのけました。

画像引用元 YouTubeより

その素晴らしい戦いっぷりはURLから飛んでご覧くださいませ→https://www.youtube.com/watch?v=bNangC5yQg8

世界を震撼させた脅威の寝技は本当に凄いんですよね。
立ち技でも内股・大内刈り・大外刈りとポイントを獲れる技も持っていますが、寝技への移行も狙った巴投げなんかもあります。
そして凄いのがうつ伏せの『亀』の防御姿勢を取ってる相手から帯や腕の関節を取ってひっくり返して寝技に移っていく技術。
一般的に亀状態になったら攻撃を止めてスタンド状態に戻す選手がほとんどなんですが、技術でそこから寝技地獄に持ち込んじゃうんです。
大きな対戦相手をクルッと回転させてから押さえ込みにつなげるのが本当に凄いっす。

寝技を警戒されまくっている中でも極め切るのが凄い!
腕や肩の関節を極められてしまっているから相手も回転せざるを得ないって感じですね。
ここまで寝技を鍛えて自分のスタイルにしてしまってる人って珍しいですよね。
 

サンボと柔道で世界を獲った寝技師

少し濱田尚里選手の経歴について触れたいと思います。
今回30歳にして初のオリンピック出場という遅咲きとも言われる選手ですが、紆余曲折あったみたいです。

濵田尚里(はまだ しょうり)
1990年9月25日生まれ(30歳)
鹿児島県霧島市出身
身長167センチ 体重78キロ

10歳の時に国分西柔道クラブで柔道を始め、中学生時代は県大会止まり。
鹿児島南高校へ進学後に柔道部で寝技をみっちりと仕込まれて得意技とし、3年時のインターハイで準優勝。
山梨学院大学へ進学後は4年時には全日本学生柔道優勝大会で2位となる。
柔道部監督の勧めによりロシアの軍隊格闘技サンボにも取り組み始め卒業直前に行われたユニバーシアード・サンボ競技の予選大会で優勝。
卒業後には自衛隊体育学校に入校し、ユニバーシアードのサンボ競技80キロ級で優勝を飾り2014年にはサンボの世界選手権でも優勝!
サンボでは柔道の寝技を生かせ、柔道ではサンボを経験したことで立技から寝技につなげる動きが良くなったという。
その後も日本の大会で好成績を納めるも世界選手権には選出されなかったり、2016年リオデジャネイロ五輪には出場が叶いませんでした。
以降も寝技に磨きをかけ世界柔道選手権・グランドスラムなどで金メダルを獲得する活躍を見せ、遂に東京オリンピックに出場し金メダルを獲得したんです。
遅咲きの柔道家で努力の人って感じですね。

サンボ競技で先に世界一を経験し、2018年9月の世界選手権で柔道でも世界一を獲得。
2つの競技で世界一となった人はそんなにいないのではないでしょうか?

そして今回の東京オリンピックで集大成となる金メダルの獲得、本当におめでとうございます!
柔道競技の中でも最も驚いた選手は濵田尚里のご紹介でした。
また寝技で世界を獲るようなタイプの選手が出てきてくれるのも楽しみにしたいと思います。
それでは、またっ!



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