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ロイ・ブキャナン 泣きのテレキャスターのプレイは、多くのギタリストに影響を与えました

ロイ・ブキャナン 泣きのテレキャスターのプレイは、多くのギタリストに影響を与えました

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

メシアが再び

1939年アーカンソー州生まれ
ギターの音色から、泣きのインストゥルメンタルの代表作として有名な曲です。
でも、ロイ(・ブキャナン)の場合、他の曲と違い冒頭に語りが入ります。

同じような括りで、サンタナの「哀愁のヨーロッパ」がよく引き合いに出されます。
初めて聴いた時、思わず引き込まれ、繰り返し聴き入りました。『すごいエモーショナル度が高い、燃えるような心を描いているようだ』が印象で、好きになりました。
しかし、ロイの「メシアが再び」を知った時、その静かに秘めたエモーショナル・スピリットが、時と息を止める位の衝撃を受けました。
そこで、やらなきゃいいのに、「どっちがいい」と比べる自分がありました。
比べれば、いい面よりも悪い面を強調する心が出て来ます。『サンタナのロングトーン、もったいぶってかっこつけてない?』なんて言ったりして、ほんと、作品に申し訳なかったです。

ロイ・ブキャナンに捧ぐ

ジェフ・ベックがリスペクトの表れとして、ロイに曲を捧げていますね。
スティーヴィー・ワンダーがお詫びのしるしに贈った「哀しみの恋人たち」です。
あの名曲「迷信」をスティーヴィー(・ワンダー)は、ベック・ボガード&アピスの為に作曲しましたが、レーベルの商業的思惑によって、スティーヴィーが先にリリースしてしまい、大ヒットとなる約束破りをしてしまいまったお詫びです。
ジェフ(・ベック)のアルバム「ブロー・バイ・ブロー」にロイに捧げる旨の表示があります。

ロイの影響力

このロイというギタリスト、プレイを見て頂ければ、只者では無いとすぐに分かりますが、デビューはなんと33歳になってからです。
それまでは、バックミュージシャンやスタジオミュージシャンで生活していて、彼が出ているクラブには、エリック・クラプトンをはじめ多くのギタリストが詰めかけていたそうです。
その演奏スタイルもブルース、カントリー&ウェスタン、ロック、ジャズ・・と自由に奏でれます。
エリック(・クラプトン)はロイのレコードを全て持っているなんて記事も読んだことがあります。

テレキャスターを後のギタリストに広げた第一人者的な存在でもあり、ストラトキャスターにするか、レスポールにするか、悩んだ末に『ロイと同じテレキャスターにしよう!』といった位の影響力があったようです。
ジェフ・ベックしかり、ジョージ・ハリスンしかり、すごい影響力です。

デビューのきっかけは、テレビ出演で、あれよあれよという間に専属契約に至りましたが、本人はそれまでの経歴からも想像できるように、静かに家族と過ごしながら好きなギターを続けたかったようですね。
ローリング・ストーンズのギタリストとしての誘いを固辞したことからも自分にとって大切なものは何かをもっていたはずなのに、時代の流れに逆らえなかったのでしょうか、
テクニックは素晴らしいのに、前面に出ていくタイプでは無かったので、ストレスも想像以上だったと思います。
その後のヒットにあまり恵まれず、最後は、不幸な亡くなりかたをしたとの情報がありますね。



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ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

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