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高校野球でもサヨナラインフィールドフライで勝敗が決した試合があった。【集中を切らしてはダメ】

高校野球でもサヨナラインフィールドフライで勝敗が決した試合があった。【集中を切らしてはダメ】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
自分の中でちょっとシリーズ化している野球の細かいルールシリーズ。
今回はインフィールドフライについて。

サヨナラインフィールドフライ【高校野球編】

以前のブログ記事でもサヨナラインフィールドフライについて書いたことがありましたが、これはプロ野球での話。
まさかのサヨナラインフィールドフライ!落球により主審ですら判定を間違えてしまった滅多に起こらないプレーに。
これはインフィールドフライのルールを間違えてしまったことによって起きてしまったプレー。
今回のケースはインフィールフライでフライを捕球した後に、起きてしまったプレーです。

一死満塁で打者がショートフライを打ち上げてしまった場面でインフィールドフライが宣告されました。
ショートがフライをキャッチして二死満塁。
内野手がマウンドに集まってる間に三塁走者が本塁を陥れて得点となりサヨナラ勝ち。
2012年7月12日に行われた神奈川大会1回戦、日大藤沢高校VS武相高校との試合で起きてしまった場面です。
それでは、まずは動画をご覧ください。

よく分からない決着となってしまった試合ですね。
ということで、解説していきたいと思います。

細かく解説

まずショートフライを打ち上げてしまった場面の確認ですが、ショートが捕球する前の状態で球審がインフィールドフライを宣告し打者がアウトとなりました。

この時点で打者はアウトになっているのでフライを捕ろうが落とそうが打者はアウトとなります。
落としたとしても走者には進塁義務は発生しないので、先の塁にムリに進む必要はありません。
今回はショートがフライをキャッチしたので、普通の内野フライと同じ状態に。
この時、三塁走者は一度三塁ベースに帰塁してから少し離れたことでタッチアップと同じ状態に。

ここで注意しなければいけないのが、インフィールドフライはインプレイ状態ということ。
ボールデッド状態にはならないため、プレイを切るには審判にタイムを要求しなければいけません。
武相高校内野陣はアウトを1つとって二死満塁としたことで一度マウンドに集まって再度気持ちを一つにしようと考えたようですが・・・
その隙をついてタッチアップ状態から三塁走者が本塁突入でサヨナラ勝ちとなりました。

何が明暗を分けたのかと言うと、インフィールドフライがインプレイでありタイムを取らなかったってこと。
武相高校としてはタイムを要求したとアピールをしていますが、球審も塁審もタイムを宣告してません。
テレビの映像ではタイムを要求している仕草等は映っていませんでした。
キャッチャーはマウンドではなくホームベース前にいることから、タイムは取られてなかったのかも知れませんね。

武相高校にとっては非常に悔しい敗戦だと思いますが、インプレイ中は集中を切らしてはいけないということ。
インフィールドフライはインプレイだということを肝に銘じる機会にしていただけたらと思います。
滅多に起きるプレーではありませんが、頭の片隅にちょっと残しておくとこんな場面に遭遇するかもですね。
それでは、またっ!
 


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