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中高と補欠だった男が独立リーグ出身選手として初FAをし沖縄に凱旋登板!【又吉克樹】

中高と補欠だった男が独立リーグ出身選手として初FAをし沖縄に凱旋登板!【又吉克樹】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
小学生の頃はそんなに良い選手ではなかったのに、中学・高校でグッと伸びる選手もいます。
成長期になって急に伸びる選手もいたりで成長を見守るのも指導者としての楽しみでもあります。
今日は決して野球エリートではなく、地道な努力でプロ野球選手となり一流選手になった男の紹介です。

中高補欠だった男が沖縄に凱旋登板

プロ野球選手になるような選手は子供の頃から凄くて高校も強豪校に入り甲子園出場してドラフトにかかるみたいなイメージ。
野球エリートと呼ばれるような選手ばかりかと言うと実はそうではなかったり。
甲子園出場はなくとも高校時代から名前が売れてるような選手も多いけど、大学や社会人経由でプロ入り選手も。
そんな中、異色の経歴からプロ入りした選手がいるんです。

又吉克樹(またよし かつき)
1990年11月4日生まれ(31歳)
沖縄県浦添市出身
身長181センチ 体重74キロ

小学生時代に少年野球を始め、浦添中学時代は軟式野球部に所属。
西原高校入学時は身長158センチ、体重40キロ台と小さくて部内では「マメ」と呼ばれるくらい。
送球のコントロールが良いことからバッティングピッチャーを任されたことを機に投手へ転向。
バッピで投げ込みを続けるうちに疲労を避けるために自然にサイドスローになっていったそうです。
中高とレギュラーではなく、高校3年生夏の県大会では2試合にリリーフ登板するも球速は117キロだったそうです。
高校卒業後は環太平洋大学へ進学し、身長も伸びたこともあり急成長しストレートはMAX138キロへ。
大学卒業後は四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズへ入団した2013年にはMAX148キロを武器に13勝4敗という成績で最多勝を獲得。
2013年のNPBドラフト会議にて中日ドラゴンズから2位指名を受けプロ入り。
ルーキーイヤーから開幕一軍を掴み、2014年3月29日の開幕戦にてリリーフ登板し一軍デビューを果たすと67試合に登板し防御率2.21、9勝1敗2セーブ24ホールドという好成績を残しました。
その後も中日のセットアッパーとして活躍を続け、2021年シーズン終了後に「少しでも独立リーグにいる選手たちの明確な目標になれば」とFA権を行使。
そして独立リーグ出身選手初のFA権行使による移籍となり福岡ソフトバンクホークスへと入団。
2022年シーズンも強力な中継ぎとして活躍を続けています。
ってことで、経歴的な動画を発見したのでご覧くださいませ。

 
成長のタイミングって本当に人それぞれなんですねぇー。
そんな苦労人の又吉克樹投手が5月18日に沖縄で開催された対埼玉西武ライオンズ戦にて凱旋登板を果たしました。
同じく沖縄出身の山川穂高選手との手に汗握る勝負をどうぞ。

結果は山川穂高選手のセンター前ヒットですが、このイニングもきっちり抑えて18試合に登板していまだ防御率0.00という数字を守りました。
NPB通算400登板、150ホールドを達成した又吉克樹投手の素晴らしい投球もどうぞ。

MAX152キロのストレートとスライダーを武器に三振を奪える素晴らしい投手ですね。
中日は本当にもったいない選手を放出してしまったんですね。
モイネロ投手との絶望の8回・9回と呼ばれるほど相手チームから恐れられる存在。
これからどんな成績を収めていくのか楽しみにしたいと思います。
又吉克樹投手のように成長期が遅いタイプの選手もいることを知ってもらって、野球少年には夢を諦めずに頑張って欲しいなと思います。
それでは、またっ!



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