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U2「ニュー・イヤーズ・デイ」、問題提起から行動に移った1983年から85年

U2「ニュー・イヤーズ・デイ」、問題提起から行動に移った1983年から85年

こんにちは、メローです。
(60’s ~80’s ロック好きのメローなロッカーです。)

ニュー・ウェーヴ

前回に引き続き、【 U2 】です。
デビューしたのは1980年、
70年代のロックがポップ化して来て、それまでのブリティッシュ・ロックやプログレッシブ・ロックに陶酔していた私は、まだまだ若いのに、往年の大バンドが解散したり、休止したりで淋しい思いをしていました。

そこに、70年代後半からの「ニューウェーヴ」は、聴きやすく覚えやすいメロディーを社会に提供したばかりでは無く、新しいジャンルの楽曲も出没してくれました。
往年の大バンドからのニューリリースも減っていく中で、ブリティッシュ命 でしたが、それを少しでも埋めようと、毎週のように、レコード屋さんへ通い、何か目新しい(耳新しい)アルバムがないか物色し、
また、レコードの帯の文句に触発されて視聴して、いろんな洋楽を聴いていました。

ジャーニー、TOTO、チープ・トリック、ポリス、ヴァン・ヘイレン、等々
 
1980年前後にデビューした凄腕ミュージシャンで音楽マーケットは、すごいことになっていましたね。

しかし当時、パンク・ロックだけは、どうしても積極的に聴く気にはなりませんでした。
セックス・ピストルズのアルバムも買ってはみたものの、ずっとラックの中でお休みのデッドストック状態でした。

1985年のチャリティ

U2もニュー・ウェーヴのジャンルで紹介されていて、私は、リアルでは聴かなかったバンドです。
聴き始めたきっかけは、バンド・エイドにボノとアダム・クレイトンが参加したのを見てからです。

そんなことで、リリースされていたアルバムの中から、たまたま83年の「WAR(闘)」「ニュー・イヤーズ・デイ」を知りました。

バンドエイドに続き、USAフォー・アフリカの活動情報も入り、『何かしなきゃ』という感覚になっていた時だと思います。
そこに、限りなく政治色が濃いメッセージに、耳を奪われました。

ニュー・イヤーズ・デイ

問題提起から行動へ

これは、ポーランドの労働組合の労働争議が民主化運動まで発展した、反政府行動が題材で、
当然、首謀者の人権が奪われる事態になって行く、その労働組合「連帯」への共感を曲にしたものですね。
詳しい内容につきましては、U2だけあって詳しい方がたくさんおられますので、その方々にお任せしたいと思います。

曲の成り立ちを知る内に、他の曲も政治色が強い、強いだけでなく、芯の太いバンドであることがわかってきて、『単なるニューウェーブでは無い!』すごいバンドなんだと感心しました。
ボノのキャラクターがいいですね!

83年にニュー・イヤーズ・デイ、84年にアルバム「焔」、そして85年 バンドエイドへの参加、
この時期が、U2にとって素養となっている「宗教問題、人種問題、反核運動」等の【問題提起】に、「チャリティー」で【行動】をするという方向性が出来上がった時ではないかな?と思います。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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