スポーツ大好きアラフォー『じょびスポ』と、60’s〜80’sロック大好きな『メロー』が運営するブログ
アジア人差別と戦ったハーバード大学出身のNBAプレイヤー【ジェレミー・リン】

こんにちはー。
今日はバスケットボールブログです。
NBAといえば大柄な選手、黒人選手や白人選手が多数活躍するバスケットボールの頂点のリーグ。
最近では日本人選手として八村塁選手がドラフト指名され話題になりました。
他にも2Way契約を結んでNBAの公式戦でもプレーした渡邊雄太選手がいます。
しかしNBAは日本人だけでなくアジア人としてもプレーするのは物凄く大変な場所。
今日はそんなアジア人として活躍をしつつも実力を正当に評価されなかったプレイヤーの紹介です。

ハーバード大学出身のNBAプレイヤー【ジェレミー・リン】

数少ないアジア人としてNBAで活躍したジェレミー・リン選手について紹介したいと思います。

画像引用元web Sportivaより

ジェレミー・リン
1988年8月23日生まれ
アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス出身
身長191センチ 体重91キロ

ジェレミー・リンは1970年代にアメリカに移住してきた台湾出身の両親の元に生まれたアジア系アメリカ人。
両親は2人とも170センチに満たない身長ながら幼少期からバスケットボールを始め、高校は地元のパロアルト高校に進学しますが、最初はアジア人だからと差別をされながらも着実に実力をつけ最終学年ではキャプテンも務めるほどに。
無名のチームを率いて最終学年時にはカリフォルニア州大会で優勝するほどになり、チームのエースとして活躍していたジェレミー・リンの元にはたくさんの大学からオファーが来るはずでした。
しかし、カリフォルニア州代表になるほどの活躍をしながらも有名大学どころか下のディビジョンの大学からのオファーもゼロ。
結局、学業成績も良かったジェレミー・リンは奨学金なしでハーバード大学へと進学することに。
NBA入りを目指す彼にとってはアイビーリーグは決して恵まれた環境ではなかったのですが、それでも努力を惜しまず最終的にはチームを21勝8敗の成績を修めるチームに成長。
個人としてもアイビーリーグ1stチームに選ばれるほどの素晴らしい選手になっており、NBAドラフトにかかるほどの実力を証明したにも関わらず・・・ドラフト指名はなし。
身体能力でいえばその年NBAドラフト指名されたどの選手よりも優っていたと数値が物語っていました。
アジア人は身体能力的に劣っているといった先入観を持たれてしまっていたのです。
その後、サマーリーグに参加して活躍したことでゴールデンステイト・ウォーリアーズとの契約を勝ち取りNBA入り。
しかしウォーリアーズにはステフィン・カリーなどの有名なガードが揃っており出場機会はほとんど与えられない状態で当時のDリーグでのプレイがメインでした。
しかしDリーグで大活躍するもチーム事情で解雇され、ヒューストン・ロケッツと契約するがまたすぐに解雇されてしまいます。
2011年12月27日にニューヨーク・ニックスと契約したが、当初は4番目のガードという立場でベンチ入りできるかすらという状態ながらガード陣の不調もありチャンスが回ってきました。
2012年2月4日のニュージャージー・ネッツ戦で遂に出場機会を掴むと25得点の大活躍。
その後はスタメンとして起用されるなどのキャリア2年目で大ブレイク!
ニックスと契約延長になるかと思われたのですがチーム事情もあり、2012年7月にヒューストン・ロケッツと契約することに。
チームの中心選手として活躍するかと思われたのですが、ロケッツはジェームズ・ハーデンを獲得したこともありシュート機会が回ってこず得点を取ることがなかなかできず好成績は残せませんでした。
2014年7月にはロサンゼルス・レイカーズ、2015年7月にはシャーロット・ホーネッツ、2016年にはブルックリン・ネッツへと移籍し安定した活躍を見せていたのですが、怪我で試合に出ることができず、2017年シーズンは開幕戦で膝に重傷を負ってしまい出場はたったの1試合。
2018年7月にはアトランタ・ホークスへ移籍しましたが、2019年シーズン途中で契約を解除しFAとなりトロント・ラプターズ入りするも絶不調に陥りオフにFAとなってしまい、NBAチームからのオファーはなく2019年8月に中国プロバスケットボールリーグの北京ダックスへと移籍となりました。
それでは、NBAでの素晴らしいプレーをどうぞ。

過小評価の裏側

試合で素晴らしい活躍を見せたジェレミー・リンですが、試合に出るまで、そしてNBA入りするまでには様々な苦労をしています。
正当に評価されることなく、過小評価されていた裏側には残念ながらアジア人差別もあったと言われています。
人種差別という言葉は好きではないし、とてもセンシティブな言葉でもあるので使いたくはないのですが・・・
それくらい素晴らしい実力を持ったジェレミー・リンだっただけに残念で仕方がありません。

これから八村塁選手や渡邊雄太選手、他にもアジアからNBAで活躍する選手が出てきてくれることを強く願っています。
中国人選手ヤオ・ミン(姚明)のようなNBAで大活躍する選手が出てきてくれるのを楽しみにしてます。
それでは、またっ!

バスケットボールカテゴリの最新記事

PAGE TOP