もうだいぶ前と感じてしまう、コロナ禍前の日常
ふっと思い出したのは
人って何気なくふと思い出すってことありますよね
思い出したことも、次の瞬間ふっと忘れてしまうことも
自分にとって無意識な反応なんでしょうけど
思い出したり、忘れたりの繰り返しで生きていますね
今日、ふっと思い出したのは
確か滋賀のホテルでビュフェスタイルの朝食に行ったとき
「今回も和食中心にいくか」と焼き魚やお浸し、ひじきの煮物などなどを、「ちょっと欲張りすぎたかな?」なんてトレイの上にのせて席に着いた時、何か五感以外に感じるものが・・
その会場はけっこうにぎわっていて、みなめいめいに朝のエネルギーの補給しているところでした
どこを見るともなしに、何気なしにトレイから顔をあげたとき、チラっと感じる視線
その頃は、インバウンドもあり海外のお客様もある程度いて
その方たちの、視線だったような気がします
不思議だったのかも知れません、と自己分析してみました
トレイをテーブルの上に置き、椅子には浅く座り、姿勢を正し、手を合わせて「いただきます」と食べ物にあいさつをし、まずお吸い物から・・・
同じ場所に居たインバウンドの方たちにとっては、不思議な儀式のように映ったのかもしれないなあと
こちらとしても、面と向かって目を合わせるようなことはしませんが
なんとなく感じる視線なので、こちらもなんだかソワっとして、気づかれないようにその方たちのことをチラっとみたりしました
その方たちはどんな食べ方をしているのかとか、どこの国からいらしたのか・・
変な感覚のまま終わった朝食でした
食べ物に感謝するという日本のルーティンが面白かったのかな
食べ物に感謝すると
こんなにおいしいものを美味しく食べれる自分の身体に感謝することに繋がります
「今日まで生きていてくれてありがとう、今日もごはんが美味しい」と
自分に感謝すると、ますます食事、食材に感謝できます
そして、感謝が広がって行きます
食材を育てた人、食事を作ってくれた人、食材を調理してくれる人が使う器具を作ってくれた人、調理器具を使うのにガス・電気を作ってくれた人・・・どんどん広がり、食材を運んでくれた人もいるし、運ぶ車を作った人もいる・・・
際限なく感謝の連鎖が続いて行きます
食事を美味しくいただくには、まず自分の身体に感謝することが大事なんだと
チラっと見られた朝食会場から、そんなことを考えながらその日はチェック・アウトしたことをふっと思いだしました
Isn’t She Lovely
感謝したことを思い出したら、空に龍のような雲
こういうのって、好きです