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ドラフト漏れから奮起し、通算盗塁阻止率No.1の強肩・強打の名捕手へ【古田敦也】

ドラフト漏れから奮起し、通算盗塁阻止率No.1の強肩・強打の名捕手へ【古田敦也】

こんにちはー。
週末少年野球コーチのじょびスポです。
今の野球少年たちにはプレーでの馴染みがないレジェンド選手の凄さを伝えていこうシリーズ。
あれだけ、僕らを熱狂させてくれた選手たちのことが通じないってビックリしちゃいます。
思い起こせば、親世代が長嶋茂雄さん・王貞治さんの凄さを語った時の僕らの反応も同じだったかも知れませんね。

ドラフト漏れからレジェンドキャッチャーに【古田敦也】

歴代最高のキャッチャーは誰?と聞かれれば僕は古田敦也さんの名を挙げます。
それくらい僕の中では、凄いキャッチャーだったんですよ。
でも、プロ入りしたのは24歳の時と遅かったのに2000本安打も達成し名球会入りした凄い選手だったんですよ。

画像引用元 片岡篤史チャンネルより

古田敦也(ふるた あつや)
1965年8月6日生まれ(55歳)
兵庫県尼崎市出身
身長182センチ 体重80キロ

小学3年で少年野球を始め、太っていたからという理由でキャッチャーを任されることに。
宝塚市立南ひばりガ丘中学校時代から注目され、私立高校から誘いがあったが、自宅に近い効率の兵庫県立川西明峰高校に進学するも、高校時代はほぼ無名の存在。
大学は一般入試で関西学生野球リーグの立命館大学へと進学し、この頃からメガネをかけてのプレーとなります。
その理由は先輩に会った際に大きな声で挨拶しなければならず、「見えませんでした、気がつきませんでした。」ではすまされないのでメガネをかけたとのこと。
関西学生リーグで通算77試合に出場し、打率.308、8本塁打、344打点、ベストナインにも四度選ばれるなど活躍しプロ各球団からも注目される選手へと成長。
しかし、1987年のNPBドラフト会議では指名に備えて会見用のひな壇が設けられるも、どの球団からも指名されなかった。
この屈辱が反骨心に火をつけ、意地でもプロで活躍してやると強い気持ちを持って、トヨタ自動車へ一般の学生として就職活動を行い入社。
トヨタ自動車では1年目から正捕手を任され、都市対抗野球でも活躍し、1988年8月に開催されたソウル五輪でも日本代表に選出され銀メダルを獲得。
遂に、1989年のNPBドラフト会議にてヤクルトスワローズからドラフト2位指名を受けプロ入り。
野村克也監督からの信頼得て、ルーキーイヤーの4月末から正捕手を任され106試合に出場しグールデングラブ賞も獲得する活躍を見せました。
以降は安定した活躍を見せ続け正捕手として野村ID野球を体現しチームの日本一にも貢献する球界を代表するレジェンド捕手へと成長しました。
2006年には選手兼任監督としてチームを指揮し、2007年シーズン終了後に現役引退となりました。
プロ野球生活18年で2008試合に出場し、通算安打数2097、通算打率.294、通算本塁打217、通算打点1009、首位打者1回、最多安打1回、最優秀選手賞2回、ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回など多数の賞を獲得し2015年には野球殿堂入りも果たした素晴らしい選手でした。
 

通算盗塁阻止率.462、シーズン盗塁阻止率.644の強肩

古田敦也さんの素晴らしいところは何と言っても類稀な強肩による脅威の盗塁阻止率。
現在のプロ野球の強肩捕手と言えば、福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也捕手と読売ジャイアンツの小林誠司捕手。
この二人も凄いですが、当時の古田敦也さんの方が上だと僕は思っています。
シーズン盗塁阻止率.644、通算盗塁阻止率.462という脅威の数字が物語っています。
それでは、脅威の盗塁阻止動画をご覧くださいませ。

しかも、当時の古田敦也さんのキャッチャーミットは捕球優先のため大きめなのにこの握り変えの早さってのも凄い。
めっちゃ機敏ですね。

当時からフレーミングを駆使していた

古田敦也さんは捕手としてキャッチング技術も素晴らしかったんです。
リラックスした構えで動きながら捕球する技術が素晴らしく、現在盛んに言われているフレーミング技術も凄かったんです。
ボールの外側からアプローチしてビタっと止める魔法のキャッチングで投手を助けていました。
キャッチング技術については過去記事からご覧ください→古田・谷繁2人のレジェンドキャッチャーのキャッチングの違い
ということで、動画で気持ちの良いキャッチングをお楽しみください。

ピッチャーからしたら感謝しかないですね!

配球術を活かした打撃で3割以上を8回

古田敦也さんは捕手としてのイメージが強く、打撃についてはあまり語られることがないのですが、2年目のシーズンでは打率.340で首位打者も獲得している打てる捕手。
シーズン打率3割を8回も記録した素晴らしい打者でもあり、通算打率.294は立派な数字です。
野村克也さんの前の席で配球術を叩き込まれたことを逆に活かして、ヤマ張り系の打者として活躍しました。
巧みなバットコントロールでヒットを量産し、大事なところで仕事をするイメージです。
1試合4本塁打を記録したこともあったんですよー。

打者としてもレジェンドだったんです!!!
大好きな選手だった古田敦也さんのことだったので、長文になってしまって申し訳ない。
まだまだ書きたいこともありますが、それは別の機会で。
古田敦也さんの現役時代を知らない野球少年たちに届いたら嬉しいです。
それでは、またっ!



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