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引退・結婚・出産・女子ラグビー・現役復帰、11年振りに日本選手権を優勝して五輪を決めた日本女子最速ハードラー【寺田明日香】

引退・結婚・出産・女子ラグビー・現役復帰、11年振りに日本選手権を優勝して五輪を決めた日本女子最速ハードラー【寺田明日香】

こんにちはー。
無観客ではありますが、東京五輪の開催が楽しみで仕方のないスポーツバカのじょびスポです。
今日はちょっと変わった経歴を持つ東京五輪代表選手について紹介しちゃいます。

11年振りの日本選手権優勝

2021年6月26日に東京五輪への切符を賭けた陸上の日本選手権が開催されたました。
今回注目したのは女子100mハードルで優勝した寺田明日香選手。
11年振り4度目の日本選手権制覇とのこと。
決勝レースは8:20〜からです。

現在、女子100mハードルの日本記録保持者なのに11年振りってことにビックリしましたが、理由があったんです。

現役引退・結婚・出産・女子ラグビー・現役復帰

少し経歴を振り返りたいと思います。

画像引用元 ジャパンクリエイトグループより

寺田明日香(てらだ あすか)
現在は結婚しており現姓は佐藤
1990年1月14日生まれ(31歳)
北海道札幌市白石区出身
身長168センチ 体重57キロ

小学4年生から陸上競技を始め、5年時・6年時ともに全国小学生陸上100mで2位。
100mハードルを本格的に始めたのは北海道恵庭北高校1年からですが、全国高校総体(インターハイ)で三連覇。
3年時には100m・4×100mリレーと合わせて3冠も達成。
高校卒業後の2008年に初出場した日本選手権で100mハードルを史上最年少で優勝すると、その後も三連覇を達成。
しかし、相次ぐケガや摂食障害等から2013年に惜しまれながら現役引退。
翌2014年に結婚、早稲田大学人間科学部への入学、そして出産を経て新たな挑戦をすることに。
2016年夏に女子7人制ラグビーにて現役復帰します。
他の競技に触れることで、陸上競技への思いが復活し2018年12月にラグビー選手としての引退と陸上競技への復帰を表明。
2019年6月に開催された日本選手権・女子100mハードルで2010年以来の表彰台となる3位に食い込みました。
2021年6月1日には12秒87の日本新記録も樹立。
そして遂に2021年6月に11年振りとなる日本選手権優勝を果たし、7月2日に東京五輪内定を勝ち取りました。

https://twitter.com/terasu114/status/1410927357485932544

一度は諦めかけた夢のオリンピックを勝ち取ったのも凄いですが、順風満帆だった訳でなく様々な困難を乗り越えてきたんですね。
東京オリンピックでも活躍してくれることを祈ってます。

 

現役のうちから後進育成

これまでの経緯だけでも凄いなと思ったのですが、一番驚いたのはこの記事。
当たり前を壊してきた31歳寺田明日香 東京五輪を狙いながら次世代育成に懸けた理由
現役選手新たな支援やファンを獲得するためにクラウドファンディングを利用するケースはあるが、寺田明日香選手は次世代のスプリンター発掘、育成のために活用している点。
現役選手による指導といえば、一緒に汗を流して体験した思い出づくり的なスタンスも少なくないなか、かなりガチ。
書類選考やオンライン講義等の結果、最終的に選ばれた学生たちと沖縄で1週間の合宿をしたそうです。

選手を辞めた後の『元陸上選手・寺田明日香』の動きではなく、『12秒8で走れる寺田明日香』をリアルに感じて欲しいとの思いが。
次世代のスプリンターたちにとっては、こんなに貴重な経験は他にないことでしょう。
寺田明日香さんの思いを背負ったスプリンターたちの今後の活躍も楽しみですね。

さぁ、東京オリンピックがどんな大会になるか楽しみましょうー。
寺田明日香選手頑張れーーー!
それでは、またっ!


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