こんにちは、
ボズ・スキャッグス
ブルー・アイド・ソウルという言葉で形容されるボズ、
世の中に知れ渡ったのは、きっと「シルク・ディグリーズ」ですよね。
1976年のリリースだから、
世の中、ハード・ロックやプログレシヴ・ロックの一大船団が通り過ぎて行った後の、ふっと開いた穴のような時期に、空から手元に飛んできた感じでした。
EL&Pもイエスもピンク・フロイドも、
ツェッペリンも、
ディープ・パープルも、
少し後姿になった感じと、
その後の、TOTOやジャーニーたちの間に、空から飛んできた!という感じです。
しかし、ちょっと出の新人じゃあ無く、いぶし銀もいぶし銀、
1944年生まれだから、
42年うまれのジミヘン
45年のクラプトン
ジミー・ペイジにおいては、同じ年、
だからリズム&ブルースを演ってたころの曲聴くと、
泪ちょちょぎれます!(こういう言い回しが昔ありました。普通に使ってました。)
1976年という年は、後のスタジアム・ロックが花咲く前の芽生えの年だったのかもしれないですね。
そんな年に、ボズは、スタジアム系では無く、AOR系の道に進んでくれたので、楽しめました。
ジャケットが似合う系、お酒をゆっくり飲みながら聴く系のボズの音楽はかっこよかったですね。
Lido Shuffle
この曲、もともと「We are All Alone」のA面の曲だったということです。
当時は、シングルを買うというチョイスは無い感覚でした。
リリースされるアルバムには、しっかりしたコンセプトが謳ってあり、それを基に空想を広げて買い、満足するっていう時代だったですね。
TOTOのメンバーが収録に参加していたなんてことは露知らず、
78年にTOTOがデビューしてからも全然知らず、
随分後になってから、トリビアのように雑誌で知りました。
「シルク・ディグリーズ」の成功が無かったら、スタジアム・ロックの構図が変わっていたでしょうね。