こんにちは、60年代から80年代のロック好きのメローなロッカーです。
東京テープ
ジェネシス黄金期のファンタジーな世界観を支えたギタリスト、「スティーブ・ハケット」の音楽は、『イギリスらしい』とよく感じます。なんと表現したらよいのか、『テクニックに心身が付いて行っている』(テクニックと心身の健康のバランスがとれている)と言うか、だから、彼独特の幻想的な音楽が奏でられるような気がします。
77年にジェネシスを脱退してから、一時バンドを組んだこともありましたが、ソロ活動を中心にして、94年にブルースアルバム「ブルース・ウィズ・ア・フィーリング」をリリースし、自己に向き合った感覚の作品で、自分探しをしているような、『彼の中のバランスが、乱れているのかな?』なんて当時、感じました。
ブルースを愛する「エリック・クラプトン」もバランスを崩したとき、「デラニー&ボニー&フレンズ」のフレンズの一員になりきり、安息の地を求めましたね。
スティーブも心地よい仲間と【スティーブ・ハケット&フレンズ】を組んだのも、そんな気持ちだったのかなあと思います。
そして、スティーブはジェネシス時代の曲をプレイし始めます。ジュリアン・コベック(key)など、信頼のおけるパートナーに加え、なんと、ジョン・ウェットンやビル・ブラッドフォードという「キング・クリムゾン」チームまで声をかけ96年に【新約創世記(GENESIS REVISITED)】というアルバムをリリースしました。
その年の12月には、ついに初来日!
「新約創世記」のメンバーの中から、ジョン・ウェットン(b.vo.)、ジュリアン・コルベック(key.)、チェスター・トンプソン(ds.)に加え、クリムゾンのイアン・マクドナルド(flu.sax)のメンバーで【スティーブ・ハケット&フレンズ】は来日したのでした。
この公演で、キング・クリムゾンの曲が2曲もプレイされました。
またまた『なんと!』ですが、「クリムゾン・キングの宮殿」と「風に語りて」です。それも、ファーストからの選曲です。さらに、クリムゾンの曲が日本で演奏されるのもこれが初めて!ことだったのです。
この公演は、2枚組のアルバムになり【東京テープ】としてリリースされました。
日本で初めてプレイされたキング・クリムゾンの曲です。
風に語りて
こちらは、グレッグ・レイクのボーカルで、聴き比べてみて下さい。
メロトロンの音がいい!、東京公演では、シンセで上手く音を作っていましたね。
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