こんにちは、60年代から80年代のロック好きのメローなロッカーです。
10cc 分裂
3作目のアルバム【オリジナル・サウンドトラック】の「アイム・ノット・イン・ラブ」は全英チャートで1位を獲得する等、大成功を収めましたね。
アイム・ノット・イン・ラブは、有能なサウンドメーカーの「エリック・スチュワート」が中心になり、多重録音は「ケビン・ゴドレイ」と「ロル・クレーム」が主導、コーラス音源のサンプリングをポリフォニックのメロトロンで再生してつくり上げて行きました。しかしスチュワートのイメージからはどんどん遠くなっていったんじゃないかと感じますね。
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翌年、次のアルバム【びっくり電話】も大ヒットで、全英5位になり、”完成度の非常に高い作品”と言われました。
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録音アイデア等、新しい試みを追及していった、ゴドレイとクレームに対し、スチュワートと「グレアム・グールドマン」はツアー指向、当然のように価値観の大きなズレが出てきますよね。
その昔、バンド分裂が起こる直前のアルバムは、すごい完成度だなあと感じることが多かったです。
フラストレーションが、才能を圧迫して激しくぶつかり合い、内圧が急激に高くなって爆発寸前なんでしょうねえ。
海の向こうのアメリカでも【スティーリー・ダン】のスタジオ録音にこだわった「ドナルド・フェイゲン」に対し、あくまでもツアー重視の「ジェフ・バクスター」が脱退し、【ドゥービーBros.】に移りましたね。
スティーリー・ダンの関連記事→ドナルド・フェイゲンが追及した音楽作り、ジェフ・バクスター脱退の分岐点
そして、10ccは、1976年に分裂しました。
ゴドレイとクレームは【ゴドレイ&クレーム】になり、【マインドベンダーズ】組のスチュワートとグールドマンは【10cc】を続けるようになりました。
以後、【ゴドレイ&クレーム】は、ギズモトロンを大フューチャーする等、奇抜なアイデアのアルバムをリリースしたり、プロモーション・ビデオの分野にも進出しましたね。”ポリス”や”デュラン・デュラン”にゴドレイのクレジットを見たときはびっくりしました。
スチュワートとグールドマンの【10cc】は、77年に【愛ゆえに】をリリースしました。賛否はいろいろあると思いますが、ポップになりましたね。
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愛ゆえに the things we do for love
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