リトル・リチャードがルシールを歌ったとき
フレディー・マーキュリーは、11歳くらいだった
フレディーは、確かそのころバンドを組み始めていたと思う
そして、リチャードのカバーをしていた
クイーンがデビューしたのは1973年
’73年は微妙な時期で、私はロックを聴くことは無い田舎生活を送っていた
音楽が聴ける環境は、学校の授業かテレビ
なんとなく、平凡に歌謡曲か、かわいいフォークソングくらいのもの
そう言えば、月刊誌で平凡というのがあったな、明星っていうのも
それにギターコード付きのソングブックが付録だった
白いフォーク・ギターが流行った
欲しかった、何かに応募したらその白いフォーク・ギターがもらえるとかあったなあ
そのギターを手にすると幸せになれると思った
・・・でも応募までに至らなかったということは、ホンキでは無かったんですね
ただ単なる、物欲だったんだ
その時は、歌謡曲もフォークも演歌のようなものも一緒くた
フォークギターを鳴らしながらポップスか演歌かもわからないやつも・・
そんな時代だった
そんでもって、時間差があってクイーンのセカンド、サードを聴くこととなるが
自身も漏れなくブリティッシュにはまってた時で、どちらかと言えばクイーンは後発
格下って決めつけてた
誰だったか、きっと同級生のお兄さんの趣味で、なんか古臭いロックンロールを聴いたとき
『古臭いなあ』とベタな感想をして怒られたことがあった
あの頃の高校生って、年上の人に怒られると、とりあえず『すみません』的な反射で、わけわからないまま『ウっす』みたいな感じ
先輩の意見が絶対みたいな
しかし、いくつか「聴け!」と強制させられた中にリトル・リチャードが
リチャードは今で言うところの「ぶっ飛んでた」感じ
レコードをかけたとき、スピーカーよりも前にレコードに落とした針の部分からシャウトが出てるようなキンキンした声が聴こえてた
なんか感じたけど、リチャードはそれで終わり
ずっと後に
ピアノを弾きながら歌う歌舞伎がかったフレディーを見て、リチャードみたいだと思ったことがあり
ゾクゾクっとした
みんなにカバーされている曲
Lucille
パープル ヴァージョンで
パープルのライブ・イン・ジャパン
これもリアルには、はまってなくて
ゼップやEL&Pなんかを聴いてるときにパープルもってことで聴いたのがきっかけでドハマり
買いました「ライヴ・イン・ジャパン」
コピーしましたリッチーのリフ
アルバムには入ってなかったけど、『アンコールでルシールしてたんだ』と分かったのはホントずいぶん後
ブラック・ナイトのアンケートくらいしか知らなかった
フレディーはカバーしてないのかな