こんにちは、メローです。
(60’s ~ 80’s ロック好きのメローなロッカーです)
アート・ガーファンクル
1970年からソロスタートしたポール・サイモンとアート・ガーファンクル、
ソングライティングを担当していたポールは、どんどん独自性を出して行き、アートは、ほとんど外注またはカバーで世界観を出して行った。という感じです。
『サイモン&ガーファンクルでどっちが好きか?』なんて話も当時よく出ていました。
本来音楽は楽しむもので、いつも、『競わなくても良いのになあ。』と感じていました。
チャートの順位とか、販売セールスとか、商業的な成功が無ければ継続的に良い楽曲を提供し続けては行けないのは当たり前ですが、音楽は芸術で、個人々々の価値観に沿って楽しめて発展できて行ければいいですね。
70年代【アート・ガーファンクル】は4作のソロアルバムをリリースしました。
時代は、偉大なロックグループ達の解散やメンバーチェンジによる路線の変更等に加え、よりポップに潮目が変わって行った時期で、フォーク、フォークロックにおいても同じような流れがあったと感じています。
そんな中で、アートも試行錯誤しながら悩みながら作品を作ったんじゃないかなと思います。
73年の1st.アルバム「天使の歌声」から「フェイト・フォー・ブレックファースト」まで、スマッシュヒットはありましたが、彼の世界観が思う存分発揮されているとは思えませんでした。だから、巷には『ポールとどっち?』なんて言葉も出て来たんじゃないかなと思います。
それから、81年に「シザース・カット~北風のラストレター」がリリースされました。
私は、社会人になって少し慣れてきた頃、社会の荒波?に揉まれながら、アートの優しい歌声に癒される時も数多くありました。
この5枚目のアルバムは前4作とは違った感覚で好きになりました。『じっと聴き入れれる作品』という感じで、サイモン&ガーファンクルの作品と共通する感情の入れ方が出来ました。
それでは、タイトルナンバー
シザース・カット(scissors cut):愛の回転木馬
プロデュースは、サイモン&ガーファンクル時代から関係のあった、ロイ・ハリーを起用、やっぱり世界観を良く出していると思います。
お付き合いしていた女性への気持ちと向き合い作られた作品をしっかり形にしているなあと感じます。
好きな曲をじっくり、しっとり聴きつづけて行けるように、音源を守って行きたいです。
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