高校生の時、よく音楽聴いた
中学生時代はまだソノシートを聴くくらいの機械しか無くて、ステレオがある御家も街では限られていた
だから、小学館の本のについてくる付録の赤や黄色のソノシートを、それこそ今となっては付録と思われるようなプレーヤーで聴いてたんですね
それから、何がきっかけだったのかは忘れてしまいましたが、外国のミュージシャンの曲を聴きだして
買ったのは、黒い表面のドーナツ版
ソノシートはペラペラのビニールのようでしたが、こっちは硬くて重い
そんな質感に興奮もし、針を落とすときドキドキして、もう聴く体制がばっちり整って聴いてた感じです
正座では無かったですが、身動きせずじっと耳に神経を集中させて
その後、高校の時は楽器でコピーの真似事もしたので、一音一音を聞き逃すか!って勢いで聴いたものです
だんだん慣れて来て、音が手に取れるように聴こえたって感じたときもあったなあ
今思い返せば
その時、ギターの音、ヴォーカルの声、ドラムスの音、ベースライン・・・に集中して聴いているんですが
その音たちの中に何か肌で感じるものがあった
空間を感じ取れる音のようなモノが確かにあったなあ・・と思います
音が流れていない瞬間は、音が無い状態
ではないですよね
「無音」という状態は無い、波動が存在しない世界って無いと思うんです
先日、すべてのモノは小さい粒からできているなんてこと書きましたけど
無音と思っている状態でも、素粒子は存在していて、人の身体を通り過ぎていくモノまであるんですから
音楽を聴いているとき、実際に聴こえる音だけでなく、聴こえていない音にも人は反応して何かを受け取っていると思います
それが、「昔聴いてたレコードは、音の向こうとか間に何かがある」と感じてたもののように思います
今は、ひょっとしたらデジタル処理してるからその聴こえない音がすごく少なくて
その感覚が無いのかもしれないなあ・・と思ったりします
まあ、歳ですので、聴覚とその他の感覚神経の老化、劣化の影響も大きいのは当たり前ですが・・・
From The Beginning