スポーツ大好きアラフォー『じょびスポ』と、60’s〜80’sロック大好きな『メロー』が運営するブログ

ヘッドの付け根にあるあれなんて言ったっけ?あの穴・・六角レンチで調整するするところ・・えっと、「トラスロッド」だ、還暦過ぎるといろんな記憶が単語があいまいになるなあ

ヘッドの付け根にあるあれなんて言ったっけ?あの穴・・六角レンチで調整するするところ・・えっと、「トラスロッド」だ、還暦過ぎるといろんな記憶が単語があいまいになるなあ

From The Beginning

こんなふうに弾けて歌えたらいいなあと思う

 

6分間が、あっというまですね

音叉

何十年か前に買ったギターチューニング用音叉 440Hz
ひょんな所から出て来て、サビていないのにびっくり!二股に分かれてるところから下の部分は手垢のせいか手指脂のせいか少し黄色味を帯びて、メッキだろうかじゃりじゃりした質感になっている、鉄じゃないからこげ茶くなっていないんだろう、そう言えば音叉ってどんどん素材で出来てるんだっけなあ、まあ細かい話はそちらのほうにおまかせさせていただくとして

音叉の先を膝にこ~んと軽くぶつけ、抱いているフォークギターの5弦の5フレットでハーモニクスを・・じゃなかった
まずハーモニクス音を先に出しそれで膝にぶつけた音叉の “ん~” というか “ン~” という波長の共鳴を重なりあわせて調弦していく、地味だけど好きな作業、耳で聞いてるんだけど、身体の外の空間で音叉とギターのハーモニクスと自分の何かが一緒にいるちょっと異次元な感じ

調弦されたギターでおもいおもいのコードをストロークしたり指でつま弾いいてみたりするのはそれは楽しかった、よし次はこの曲に挑戦だとスコアブックに食らいついたり、少しずつだけど思うように弾けてくるとレコードからコピーしたりと、気が付けば休みの日のほとんどをそんな時間に費やしていたときもあった
若いあの頃はそれが充実した時間だった

楽器はあるメロディーを弾いて表現するものだから、曲とかフレーズのアウトプットが一番ワクワクするのはまちがいないが、音叉で調弦していくその過程が好きだった、6弦のギターなら6弦すべてを自分の順序で調弦していってもう一度5弦のハーモニクスと音叉の“ん~”だか“ン~”とあわせると、これがまた少しずれている、ネックのしなりと弦の使用度合の伸びによるこの音程のズレがまた楽しみに一つだった
ネックをナットの方からタテに見て、匠の大工さんがカンナのいれや木材の具合なんかを見るような感じだななんて考えながら、ハチマキはしてないが分かってるような風にネックの反りとねじれを確認する、だれに教わったか忘れてしまったが、きっとどっかの楽器屋さんのお兄さんだったと思う、1フレットとネックとボディの接合部分の2か所を押さえてその間の弦とフレットの隙間具合を確認する・・・
そしてネックの反りを調整しなくてはとなれば、調弦を全部緩め、ヘッドの付け根にあるナットの上の部分にあるあれなんて言ったっけ?あの穴・・六角レンチで調整するするところ・・えっと、トラスロッドだ、還暦過ぎるといろんな記憶が単語があいまいになるなあ、しかしよく出てきたなトラスロッドという単語、指はもうググってる途中でした
で、レンチでそれを慎重に回す、この作業はすごくドキドキする、コワいのです

ネックの中に鉄の棒が入っていて、それでもって木でできたネックをしならせるから、素人としては やってる最中に“ピシッ”だったり“キシッ”という音とともにネックに相当なダメージを与えてしまうんじゃないかと・・ドキドキです
でもやらないとギター君は気分よく音を響かせてくれないから
てなことでトラスロッドのカバーはずっと外しっぱなしだった
そんなことしている内に、時間は1時間や2時間すぐに過ぎて行った

これって、ギターと会話しているような感覚だったのかもしれない
独り言のようにブツブツ話しかけてはもちろん無いにしても、たしかに何か無言で話しかけていたのだろう
ギターを弾くよりも、弦を張ったりネックを調節したり磨いたりするほうが楽しかったのかもしれない、無意識の空間に入り込んで

我がもとにきて数十年が過ぎる今ではギタースタンドが定位置のようになっているギターたちを眺めていると、不思議だけどモノという感覚とは違うなにかのような感じがすこしする
昔はもっとグレードの高いギターが欲しい!なんて本気で思ってた、モノとして見ていたからだろう
しかし今は傍らのギターがとても大切な存在、そこに無くてはならないものになっている
音叉は他にも何本もある、今回ひょんなとこから出てきた音叉に出会えてよかった
きっかけがないとしないであろうギターに対する自分の想いを馳せることが出来て
おかげでいい時間を過ごせた

 

 

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